あんなマネー こんなマネー
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ファイナンシャルプランナー馬養雅子(まがいまさこ)が綴る、お金にまつわるあんな話、こんな話
ja
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格安スマホへ乗り換えの記・その4
ビックカメラでの手続きは1時間ほどで終了。ヤマダ電機で買った端末に、ビックカメラで買ったSIMカードを入れてもらう。お姉さんがスマホをぱっくり開けて、中の隙間にSIMカードをそろそろと差し込む。コレ、自分ではできなかっただろうなぁ。まず開け方が難しいし、差し...
「アドレス帳は移せますか?」ときくと、「SDカードにデータが入ってればできます」ということでお姉さんが旧スマホのデータをSDカードに移そうしたけど、うまくいかない。で男性の店員さんがあれこれやってくれて、SDカードを新スマホに入れたけど文字化け。再チャレンジして、今度は文字化けしないでデータが移せたのだけど、文字化けしたデータもそのままになっている。それは、1項目ずつ削除していく必要があるようだ。
さすがにそこまでは頼めないので、「あとは自分でやります」と引き取った。
データの移転も自分ではできなかったと思う。ビックカメラのお姉さん、お兄さん、ありがとう!
新しいスマホを持ってルンルンとおうちに帰る。さっそく今まで使っていたアプリを新スマホにダウンロード&インストール。これにはちょっと時間がかかったけど、夜のうちにほぼ完了。なんの問題もなくスマホが使えるようになった。
iijはドコモの回線を使っているとのことで、つながらないということはまったくない。翌週、福島県の羽鳥湖というところへ行ったが、山の上のほうでもちゃんとつながった。
端末が新しくなり、電池のもちが非常によくなったのもうれしい。これまではちょっと遠出すると1日もたないこともあったのに、今は充電しなくても3日はもつ(これは使い始めたばっかりだからだろうけど)。
ということで、月7000〜8000円したスマホの料金が、月1600円+留守電サービス料300円の計1900円になった。乗り換え作戦大成功!
大手3社以外の通信事業者でもスマホが使えるということは、意外にみんな知らない。話をすると「そんなことできる?!」」という人もいて、説明すると、「ジェネリックみたいね」という。確かに、大手の会社が設置した設備を安く使うというのは、お金をかけて開発した薬を別の会社が安く作るというのに似ているかもしれない。
料金体系のことでいえば、私は仕事柄、生命保険の見直しに似ていると思った。必要以上に高い保障額といろいろな特約のせいで保険料が高くなっている保険を解約して、必要な保障額と特約に絞った保険に入り直すことで保険料が安くなるイメージだ。
保険の見直しは、私がFPの仕事を始めた15年前くらいにブームになって、その後もずっと続いている。新しい保険会社や保険商品も登場し、昔に比べると保険料はかなり抑えられるようになった。
それと同じように、多くの人が安くスマホを使えることを知って携帯電話会社を乗り換えるようになれば、首相が「料金が高い」などといって圧力をかけなくても、大手会社は料金体系を見直さざるを得なくなるのではないかなぁ。
ということで、通信費の節約に興味のある人はぜひ参考にしてくださいませ。
おわり
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2015-10-01T18:16:00+09:00
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格安スマホへ乗り換えの記・その3
8月も半ばを過ぎた。いよいよスマホ乗り換え作戦再開だ。
まず買い換える端末を選ぶ。iijで使える端末は、iijのサイトで確認できる。GALAXY、Xperia、AQUOS PHONE、MEDIAS、iPhoneといったおなじみのブランドもあるが、価格の安い中国のHUAWEIや台湾のASUSが人気らしい...
まず買い換える端末を選ぶ。iijで使える端末は、iijのサイトで確認できる。GALAXY、Xperia、AQUOS PHONE、MEDIAS、iPhoneといったおなじみのブランドもあるが、価格の安い中国のHUAWEIや台湾のASUSが人気らしい。一足先に乗り換えた友人は、HUAWEIの端末にしたと言っていた。機能的には何も問題ないという。
なので、私もHUAWEIにしようかなと思ったのだが、スマホでは手書き入力(!)をしており、それができるものということになると、今と同じ富士通のArrowsしか選択の余地はない。HUAWEIより高いのだが、仕方がない。
乗り換えに当たってもう1つしなければいけないのは、キャリアメールをやりとりしている人への連絡だ。
これまで使っていた「×××@docomo.jp」のアドレスは乗り換えると使えなくなる(docomoユーザーでなくなるので当然だ)。なので、これまでdocomoアドレスで連絡を取り合っていた人たちにgmailのアドレスを通知した。
ちなみに、docomoから乗り換えるとおサイフケータイも使えなくなるのだが、私はもともと使っていなかったので問題なし。
これで準備OK! いよいよ渋谷のビックカメラへ行く。「ビックSIM」のカウンターは1階の奥にあり、すぐにお姉さんが対応してくれた。iPadに表示される書式に必要事項を入力していく。iPadを使い慣れていない人は時間がかかるだろうなと思いつつ、次々に手順をクリア。お姉さんが、本人確認の免許証の写真を撮ったりして作業は進む。
「端末はお決まりですか」というので「Arrowsの白をお願いします」というと、残念ながら白の在庫はなく、黒のみ。実物を見せてもらったが黒にする気にはなれない。「じゃ、端末は別に買って、今日はSIMカードだけにします」ということになった。
手続きも大詰め。iijでの認証を得るため10〜15分くらいお待ちくださいとのこと。
そこでふと思いついた。「その間に白の端末を買ってきたら、ここでSIMカード入れてもらえますか?」ときくと、OKだという。
本当なら、駅の反対側のビックカメラへ行くのがよいのだろうけど、ヤマダ電機のほうが近い。で、ヤマダへ行くと、Arrowsの白の在庫があったのでそれを買った。
「すみませんね」と心の中で謝りつつ、ヤマダ電機の袋を持ってビックカメラへ戻る。
つづく
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2015-09-17T17:24:52+09:00
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格安スマホへ乗り換えの記・その2
スマホを乗り換えるには、今契約しているドコモを解約してMNP予約番号をもらい、その番号を新しい通信業者に伝える必要がある。
ということで、「Myドコモ」にアクセス。各種手続きのページからMNP予約を探す。これがずっと下のほうにあるのね。で、クリックすると、
「...
ということで、「Myドコモ」にアクセス。各種手続きのページからMNP予約を探す。これがずっと下のほうにあるのね。で、クリックすると、
「解約するんですか? ドコモならこんなおトクな料金プランやその他いろいろありますよ? いいんですか?」
的なページが表示される。それを読み飛ばして下のほうにスクロールしていくと、「解約する」というボタンがある。クリックすると、
「今ドコモポイントが2400点貯まってますよ。解約するとこれなくなっちゃいますけどいいですか」
というページが表示される。でまた下のほうにスクロールして「解約」するをクリックすると、「今解約すると中途解約料が3240円かかります」と表示された。
うーむ。
ここでいったん、現在の契約内容のページに戻る。と、現在の契約が切れるのが8月31日とある。今、7月なので解約料がかかるのか。だったら、8月に入ってからのほうがいいかも、と思い、解約はいったん保留にした。
友人は7月中に契約したいということで、1人でビックカメラに行った。手続きにかかったのが1時間くらい。すぐにスマホが使えるようになり、通信速度その他、なんの問題もなし、との報告が来た。
さて、8月に入り、乗り換え作戦再開。また「Myドコモ」のページから、ドコモの引き留め策を次々無視して解約料のページへ。
「あれ〜?」
やはり解約料3240円と出る。
こうなったら電話だ。ドコモに電話する。「8月末で契約が切れるはずなのに解約料がかかると表示される」とオペレーターに伝えると「いつなら解約手数料がかからないのかお調べします」とのこと。そんな手間かけるなら、Myドコモのページに表示すればよいのに、と思うが、ドコモとしてはやりたくないんでしょうね。
で結果。「お客さまの契約は8月31日までですので、9月1日から9月30日のご解約だと解約料がかかりません」とのこと。
え〜! 8月31日に契約が切れるということは、8月31日を過ぎると自動更新されてしまって、解約料が高くなると思うよね。わかりにくい。でももういいんだ、ドコモユーザーじゃなくなるから。
しかし、9月に入ってから解約すると、9月分のパケット定額料金がまるまるかかってしまうじゃないの。だったら解約料かかってもいいからすぐに解約しよう。
つづく
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2015-09-02T15:10:10+09:00
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格安スマホへ乗り換えの記・その1
スマホの使用料が高い。毎月7000円以上かかる。
私が契約しているのは、NTT docomoの「Xiパケ・ホーダイ ライト」という料金プランで、パケット定額料が4700円。「パケット量が月3GB(ギガバイト)までは使い放題!」というのがうたい文句だが、使用量を見て見ると、月...
私が契約しているのは、NTT docomoの「Xiパケ・ホーダイ ライト」という料金プランで、パケット定額料が4700円。「パケット量が月3GB(ギガバイト)までは使い放題!」というのがうたい文句だが、使用量を見て見ると、月3GBどころか、たいていは0.4〜0.5GBで、1GBすら超えたことなんてないのだ。
でも、この「パケホーダイ・ライト」より安いプランはない。
docomoではこれ以上、料金を安くすることはできないというわけだ。
それに、端末の調子が悪い。使っているのは富士通のArrows。これは、画面の中ではなく端末自体にホームキーなどがあるのが特徴なのだが、そのキーの一つが、何度か押さないと反応しなくなってきている。買って3年以上たつので、耐用年数を超えているのかも。アプリをインストールしようとすると「お使いの端末には対応していません」と表示されることもあり、もう限界のようだ。
docomo、au、ソフトバンク以外にも通信事業者が登場していて、そういうところを使うとスマホ使用料が大幅に下がる−−という話は新聞などで見ていたので、端末を買い換えるのと同時に事業者も乗り換えようと思ったのだが、どんな業者があるのか、どういう料金体系なのかを調べるところまで手が回らないままになっていた。
そんなとき、仕事で編集協力した雑誌が送られて来た。そこにあったのが「格安スマホ」特集。思わずページをめくった。
しかーし、どの業者がいいのかよくわからん。乗り換えの手順も、SIMフリーの端末を買い、それとは別に通信事業者にネットでSINカードを注文して、送られてきたものを自分で端末に入れるらしく、結構手間がかかりそう。
自宅で契約しているケーブルテレビ会社でも、スマホが格安になるサービスが始まる−−というチラシが入ってきた。「これだ!」と思ってよく見ると、音声通話はできないとある。通話はほとんどしないのが、まったくできないのは困る。ということで、こちらもアウト。
そんな話を久しぶりにあった友人に話すと、彼女も格安スマホに乗り換えようとしているところだという。「娘が調べたところによると、iijがいいらしい」という話。パケット使用量が3GBまでなら900円、音声通話のパックをつけても月1600円!ドコモの約4分の1以下ではないか。
それに、iijはビックカメラの店舗に窓口があってそこで申し込みができ、その場でSIMカードが受け取れるというのだ。
「それいい!」ということで、友人と一緒にビックカメラに行く約束をした。
つづく
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2015-08-24T18:10:00+09:00
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大規模修繕が終わって
半年かかった自宅マンションの大規模修繕が終わりました。修繕中は、窓が開けられなかったり、洗濯物が干せなかったりなど不便なことがありましたが、いろいろな問題点が修復されてほっとしました。何よりも、プランニングから予算策定、施工まで、管理組合や業者にお任せ...
ただ、修繕積立金が月9000円アップしました! このくらい金額を上げないと次回の大規模修繕が十分に行えないのだとしても、かなりの上げ幅ですよね。住宅ローンの返済がギリギリの人とか、年金生活の人には、キツいかもしれません。
戸建てでもマンションでも、住宅のメンテナンスには意外にお金がかかるもの。でも、マイホームを買うときにそこまで考える人は少ないでしょう。今、消費税アップ前に駆け込みでマイホーム購入というケースも多いようですが、資金計画にゆとりがないと、あとが大変だということは、しっかり頭に入れておいてほしいですね。
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2013-03-23T18:25:00+09:00
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投資信託で“草食系”の資産づくり
先日開催された「投資信託フォーラムin奈良」で、「投資信託で“草食系”の資産づくり」という講演をさせていただきました。
私は、個人が資産づくりをするためには投資信託が欠かせないと考えています。
資産づくりは若いうちから始めたほうがいいのですが、「資産運用っ...
投資信託で“草食系”の資産づくり」という講演をさせていただきました。
私は、個人が資産づくりをするためには投資信託が欠かせないと考えています。
資産づくりは若いうちから始めたほうがいいのですが、「資産運用ってお金がないとできないんでしょ?」とか「運用ってなんだか危ないものなのでは?」と考えている人がまだまだ多いのが現状です。
一方で、投資信託を保有しているシニア層は、販売会社の窓口で勧められるままに投資信託を買っていて、きちんと使いこなせていない人がほとんどです。
多くの人に投資信託のことを知ってもらい、投資信託を活用してほしいというのが私の願い。
そこで、
・運用とはリスクと上手につきあうこと
・“草食系”の運用で資産をじっくり殖やそう
・積立を上手に活用しよう
・資産全体のバランスを考えよう
というお話をいたしました。一人でも多くの人に伝わっているといいのですが。
奈良では正倉院展が開催されていて、一年で最も観光客が多い時季でした。それに加えて結婚式の人、七五三の人などもいて華やいでいました。紅葉もきれいだったので、時間があればゆっくり観光したかったなぁ。
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2012-11-16T16:53:00+09:00
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それって本当にオトク?
昔は金利が高かったので保険が貯金にもなりましたが、今は金利がものすごく低いので、保険でお金を貯めることはできなくなっています。だから、保険は掛け捨てがリーズナブルなのですが、相変わらず「掛け捨てはイヤ」という人は多いようです。
というのは最近、保険会社...
というのは最近、保険会社の商品説明会で、お祝い金のつくタイプの医療・ガン保険が取り上げられたからです。
1つは医療保険で、生きていれば3年ごとに3万円のお祝い金がつくコースが新しく登場しました。もう1つはガン保険で、ガンにならなかったら3年ごとに5万円あるいは10万円(契約時にいずれかを選択)というもの。こちらは以前からあったお祝い金のオプションを前面に出して大きくプロモーションしています。
「お祝い金」と聞くと、保険会社からお金がもらえるような気がしておトクなイメージがありますが、実際には、そのぶん多く保険料を払っているだけ。
上記の医療保険の例で見ると、40歳女性が加入した場合、祝い金なしと祝い金ありの保険料年額の差は年9960円、3年で29880円という計算。3万円もらっても120円しかトクにならないのです。
当然ですよね。保険会社が自分に不利な商品を作るはずがないもの。
それだったら、毎月、保険料の差額分(上のケースだと830円)を自分で貯金したほうがいい。貯金なら3年たたなくても必要なときに引き出して使えますから。今は預金金利が低いけれど、これから先、金利が上がってもそれはお祝い金に反映されないので、預金より不利になってしまうということも考えないと。
保険会社のほうでも、お祝い金が契約者にとって必要でないことはよくわかっているのですが、聞いてみると代理店や顧客からの要望があるのだといいます。「保険と貯蓄は別」というのが、まだ世の中の常識にはなっていないんですねぇ。
お金と上手につき合っていくには、何が本当におトクで、何が本当にソンなのか、しっかり見極めることが大切。「おトクな感じがする」だけで選んでいては、いつまでたっても「貯まる人」にはなれません。
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2012-09-24T15:28:22+09:00
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suicaを忘れて
先日、suicaを忘れて出かけてしまいました。その日はたまたまちょっと遠くまで行く用事があったので、電車を乗り換えるたびに切符を買わなければならず、とても面倒でした。昔はいつでもそうやって電車に乗っていたのに……。一度手にした“便利さ”は、手放せませんね。
...
もう1つ、切符を買って思ったのは「電車賃って高い!」ということ。金額は昔とそれほど変わっていないはずですが、実際におサイフからお金を出すと、1日いくら交通費がかかったかが目に見えてわかります。suicaを忘れたことで、交通費が“見える化”されたということですね。
逆にいうと、suicaやpasmoなどがあることによって、交通費が見えなくなっているわけです。それでも、現金でチャージしていれば、「この前チャージしたばっかりなのに、もう残額がわずか」というように、おおづかみに把握することができますが、オートチャージだとそれさえわからなくなってしまいます。
suicaやpasmoは電車に乗るときだけでなく、自動販売機や駅ナカのお店で買い物するのにも使えます。便利なことはたしかですが、買い物に使ってしまうと、ますます支出が見えづらく、いつのまにかお金が減っているということになりそう。
suicaやpasmoは交通費だけに使い、オートチャージはしないことにするのが堅実かも。
suicaやpasmoで買い物もしてオートチャージも使うのであれば、クレジットカードの請求が来たときにしっかりチェックする必要がありますね。
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2012-08-23T14:48:49+09:00
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「小学校入学前」の呪縛
今週発売の「suumo新築マンション」の「年収別・家とお金」の監修をしました。
新築マンション購入者3664人のアンケートを元に、年収別の購入データを分析したものです。年収の区分は、
?400〜500万円未満
?500〜600万円未満
?600〜700万円未満
?700〜800万円未満
?...
新築マンション購入者3664人のアンケートを元に、年収別の購入データを分析したものです。年収の区分は、
?400〜500万円未満
?500〜600万円未満
?600〜700万円未満
?700〜800万円未満
?800〜1000万円未満
?1000万円以上
の6つ。
アンケート調査の結果を見ると、
・年収
・物件価格
・物件の広さ
・世帯主年齢
・ローン借入額
・ローンの毎月返済額
がきれにリンクしていました。つまり、年齢が高くなるほど、年収も購入した物件の価格も高く、物件も広くなり、ローン借入額、毎月返済額もアップするということです。当然といえば当然ですけど。
ただ、ライフステージ別でみると、?〜?の年収帯で「第一子小学校入学前」になっていました(?と?の年収帯は「DINKS」がトップ)。子どものいる世帯では年収にかかわりなく、上の子が小学校に上がる前にマイホームを買っているわけです。
おそらく、子どもには転校させたくないのでしょう。それは理解できます。はやり転校生はいじめの対象となりやすいと考えられますから。
ただ、アンケートからは「子どもが小学校に入る前に買わなくちゃ」とムリして買ったことをうかがわせる数字も読み取れます。?〜?の3つの年収帯で、ほぼ半数が自己資金額が500万円未満、頭金比率が20%以下となっているのです。特に頭金比率のほうは平均値なので、自己資金が1000万円以上の人もいることを考えると、多くの世帯では、比率が20%よりもっと低いと思われます。
世帯主が若くて年収が少ないと、頭金が十分に貯まる前に子どもが小学校にあがる年齢になってしまうため、どうしても資金的には厳しくなってしまうのですね。
今のように経済の先行きが不透明なときに、住宅ローンという大きな負債を抱えるのはリスクが高い。だから、マイホーム購入は慎重にしなければいけないのですが、子どもためにはムリをしててしまうのでしょう。
個人的には、転校は必ずしも子どもにとってマイナスとは思わないし、小中学校での転校をどうしても避けたいなら、子どもが高校生になってからマイホームを買うというのもアリかと思うのですが、「子どもが小学校に上がるまえにマイホームを買わなきゃ」という呪縛とでもいうものがあるんだな、ということを実感しました。
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2012-08-08T16:24:57+09:00
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ビールの容量
夏休みをドイツで過ごしてきました。
ドイツといえばビール!
ということで、毎晩のようにビールを飲んでました。
で、ビールに関して、ぜひ日本でも導入してほしいことがあります。
それは、容量をメニューに明記すること!
ドイツでは、飲み物のメニューには容...
ドイツといえばビール!
ということで、毎晩のようにビールを飲んでました。
で、ビールに関して、ぜひ日本でも導入してほしいことがあります。
それは、容量をメニューに明記すること!
ドイツでは、飲み物のメニューには容量が書いてあります。
ビールだと、1つの銘柄に対して「0.3リットルはいくら、0.5リットルはいくら」というように、2パターン表示されていました。そのうえ、ジョッキやグラスにも、容量を示す線が引いてあって、メニューに書いてあったとおりの量が注がれていることがわかるようになっています。
日本の場合、容量がまったく書かれていないことが多いですよね。「中ジョッキ」がどのくらいの量なのかもお店によって違います。
まあ、酒飲みは中ジョッキが何ccでも関係なく飲むわけですが……。
むしろ、お酒の飲めない人にとって不便。
先日、和食店でお食事会があったのですが、やはりメニューには銘柄と値段しか書いてなかったので、あまり飲めない友人は「量が多かったら困るから、ビールはやめておく」と言って飲みませんでした。
同じ銘柄のビールでもお店によって値段が違うので、容量が書かれていないと値段の比較ができません。もしきちんと明記してあれば、そのお店がビールをどう位置づけているか(!?)もわかるのに。
ちなみに、ドイツではグラスに量を示す線を引かなければならない規則があるようです。セコいともいえますが、明朗会計ともいえますよね。
日本でもぜひ容量を明記してほしいと思います!
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2012-08-02T17:08:00+09:00
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短期保有もアリ?
7月8日の日経ヴェリタスは「異変 投信夏の陣 崩れる長期保有の常識」がトップでした。個人投資家による投資信託の平均保有期間が5月末時点で2.37年と、過去10年で最も短く、5年前と比べると9カ月ほど短期化しているとのこと(5年前だって3年ちょっとだから、もともと短...
そして、金融市場は不安定な状態が続き、早めに利益を確定したい個人投資家の心理をとらえて、「繰上償還条件付き」−−基準価格があらかじめ決めた水準に達したら償還する仕組み−−のファンドが増えているとか。
実際には、販売会社のほうが「毎月分配型ファンドは元本を取り崩しているので値下がりしてますよね。今のような経済が不安定なときは、早めに利益を確定するこちらのファンドがお勧めですよ」といってセールスしているのでしょう。
毎月分配型ファンドが人気化してきたとき、FPのほとんどは「複利効果のきかない毎月分配型ファンドはいかがなものか」的なことを言っていたわけですが、毎月分配型が投信市場の主流にまでなると「毎月分配型も、リタイアして収入が年金だけの人にとってはニーズがある」と認めざるを得なくなりました。
投資信託の短期保有の傾向がこれからさらに強まれば、FPも「投資信託は長期保有が基本だけど、短期で利用するのもアリ」と発言するようになるかもしれません。
FPって非力・・・(と、弱気モード)。
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2012-07-09T10:37:00+09:00
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ホームページ、リニューアルしました
ホームページをリニューアルしました。「あなたのお金のアドバイザー ファイナンシャルプランナー馬養雅子(まがいまさこ)のサイト」それに合わせて、これまで掲載していたコラムをこちらのブログへ移しました。これを機会にこまめに更新していきたいと思います。...
「あなたのお金のアドバイザー ファイナンシャルプランナー馬養雅子(まがいまさこ)のサイト」
それに合わせて、これまで掲載していたコラムをこちらのブログへ移しました。
これを機会にこまめに更新していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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2012-07-05T12:42:00+09:00
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ボーナスだからって
ボーナス時期になると、資産運用に関する取材を受けたり原稿を書いたりすることが多く、そういう意味では“稼ぎどき”なわけですが、FPとしては違和感もあります。
ボーナスで運用を考えるということは、その背景に「運用はまとまったお金でするもの」という思い込みがある...
ボーナスで運用を考えるということは、その背景に「運用はまとまったお金でするもの」という思い込みがあるからです。
資産運用でいちばん大切なのは“分散”。だから、まとまったお金で1つの金融商品を一度に買うのは望ましくありません。そうではなくて、時間も分散する。つまり積み立てです。ふだんから、少しずつ金融商品を買って少しずつ資産を増やしていくのがいいのです。
たしかにまとまったお金がないと買えない金融商品もあります。例えば、外国債券(外債)とか社債とか。でも、外債や社債は買いたいものがいつでも販売されているというわけではないので、ボーナス時期にちょうどよいものがあるとは限らない、というか、ない可能性のほうが高い。
株も、株価が高くてまとまったお金がないと買えないものがありますが、ボーナス時期が買い時と重なることはほとんどないでしょう。
なので、ボーナスで新規に金融商品を買うのではなくて、ポートフォリオのリバランスに使いましょう、と必ず言っているわけなのです。
ボーナスが資産運用について考えるきっかけになればいいと思いますし、毎年この時期に自分の運用状況を見直すというのはアリ。でも、「ボーナスをもらったから何か金融商品を買おう」というのはナシです。
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2012-06-29T16:45:00+09:00
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「オヤノタメ商品ヒットの法則」
「オヤノタメ商品ヒットの法則」(集英社)の出版記念パーティーに参加しました。高齢者向けのさまざまな商品やサービスを、実際に利用したうえで紹介した本です。シニアマーケットは100兆円だそうですが、すでに衣食住から、買い物、旅行、学びなど、多くのシニア向け商...
友人がこの本の執筆メンバーの一人で、パーティーに参加させていただきました。会場は銀座資生堂ビルにあるおしゃれなパーティールーム。大盛況でした。
それにしても、昼間のシャンパンはあとが大変。
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2012-06-25T17:38:00+09:00
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日経ヴェリタスにおすすめポートフォリオが掲載されました
日経ヴェリタス6月24日号の「投信コスト・利回り 再点検しよう」という記事の中で、「FPおすすめの100万円で低コストポートフォリオ」が掲載されました。
私が選んだのは、
・国内株:ひふみ投信
・国内債券:DLIBJ公社債オープン
・先進国株:セゾン資産形成の達...
日経ヴェリタス6月24日号の「投信コスト・利回り 再点検しよう」という記事の中で、「FPおすすめの100万円で低コストポートフォリオ」が掲載されました。
私が選んだのは、
・国内株:ひふみ投信
・国内債券:DLIBJ公社債オープン
・先進国株:セゾン資産形成の達人ファンド
・新興国株:eMAXIS新興国株式インデックス
・外国債券:朝日Nvestグローバルボンドオープン
で、投資比率は20%ずつ。
全部ノーロードで買えて、トータルの年間信託報酬も1%を切っているし、独立系直販も2本入って、よいポートフォリオではないかと思っています
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2012-06-24T10:14:00+09:00
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ボーナス時期の取材記事
ボーナス時期になると、運用に関していろいろなところから取材を受けます。
そのひとつが、日経マネー8月号の「ほんもの実力派投信」。
いつもいっているのは「ボーナスはリバランスに使う」ということです。また今の時期、注目しているアセットは、どう見ても割安な日...
そのひとつが、日経マネー8月号の「ほんもの実力派投信」。
いつもいっているのは「ボーナスはリバランスに使う」ということです。また今の時期、注目しているアセットは、どう見ても割安な日本株。このところ優秀な日本株アクティブファンドがいくつか出てきていて期待できる、なーんていうお話をしています。
ネットマネー8月号には「株プロ101人の渾身の1押し」が掲載されました。
いつも銘柄のウォッチをしているわけではないのですが、「ふだんは銘柄推奨されていないFPの方にもお願いしています」といわれて、今回はテルモを挙げておきました。
同じ8月号の「今月のグッドなマネーBOOK」では、編集部のオススメ本として「明日が心配になったら読むお金の話」を取り上げていただきました。ありがとうございます。
プレジデントファミリー8月号には「子育て世代の資産運用術」が掲載されました。この記事はPRESIDENTOnlineでも見られます。
プレジデントといえば。
以前、新幹線で隣の席に座っていた小学校高学年と思われる男の子が、プレジデントの「全調査!日本人の給料」特集号を熱心に読んでいたのにびっくりした記憶があります。
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2012-06-23T12:43:00+09:00
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ひふみ投信インタビュー記事
FP向けの雑誌・FinancialAdviser7月号の「金融商品のトリセツ」という連載の第24回として、私がレオス・キャピタルワークス「ひふみ投信」の取締役・CIOの藤野英人さんにインタビューした記事が掲載されました。
「ひふみ投信」は日本株アクティブファンドでは圧倒的...
ひふみ投信」の取締役・CIOの藤野英人さんにインタビューした記事が掲載されました。
「ひふみ投信」は日本株アクティブファンドでは圧倒的に高いパフォーマンスを上げていて、藤野さんには一度じっくりお話をうかがいたいと思っていたので、私もこのインタビューをとても楽しみにしていました。
高いパフォーマンスをもたらしているのは、縛りのない自由で独自の銘柄選択。中小型株中心に組み入れているのにボラティリティーが低いのは、現金比率を柔軟に変えているから。こうしたことは、普通の運用会社ではなかなかできないようです。
ただ、残高の伸びは予想を下回っているとのこと。やはり独立系直販は知名度をどう上げていくかが課題ですね。この記事が、少しでもお役に立てればいいのですが。
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2012-06-21T14:07:00+09:00
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今度は重粒子線治療
先日の陽子線治療に続いて、今度は某媒体に先進医療の記事を書くために、がんの重粒子線治療を行っている千葉の放射線医学総合研究所(放医研)の重粒子医科学センターに取材に行きました。
重粒子線治療も陽子線治療と同じ仕組みですが、陽子線が水素を高速回転させる...
重粒子線治療も陽子線治療と同じ仕組みですが、陽子線が水素を高速回転させるのに対して、重粒子線は水素より重い炭素を使うので、がんに対する殺傷能力が高く照射の回数が少なくてすみます。現在、前立腺がんの場合、週4回×4週=16回ですが、まもなく週4回×3週=12回になるそうです。
ただ、費用のほうも陽子線治療より高く314万円(照射回数に関係なく一律)。
患者数が一番多い前立腺がんの場合、全摘出などに比べると重粒子線治療は体への負担が少なく、リハビリなどの必要もありません。前立腺がんは年齢が高くなるにつれて増えるため、患者はお金にも時間にもゆとりのあるので重粒子線治療を受ける人が多くなるわけです。
放医研では、重粒子線治療以外に治療法のない骨軟部腫瘍について、健康保険の適用申請をしているとこと。これは若い人に多く、先進医療の技術料の負担が難しいケースが多いからだそうです。
そういうお話を聞くと、医療保険に先進医療特約をつけておくのも意味があると感じます。
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2012-06-20T21:05:00+09:00
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陽子線治療の現場を見てきました
最近、医療保険の広告でよく見かける“先進医療”。夢の医療というイメージがありますが、実際は“公的健康保険の適用となるかどうか検討段階にある医療”のことです。先進医療で治療を受けるとその技術料は全額自己負担となりますが、入院費や検査代などは健康保険が適用され...
先進医療の中でも特に技術料の高いのが陽子線治療と重粒子線治療。ということで、WAFP関東(女性FPの会)の筑波大学附属病院・陽子線医学利用研究センター見学会に参加して、実際の治療について話を聞いてきました。
陽子線治療は、がんにピンポイントで陽子線を照射し、がん細胞のDNAのらせんの一部を切断してそれ以上分裂・増殖できなくする仕組み。照射するには、水素の原子核を光の速さの6割程度までに加速させます。そのための加速装置は直径数メートルの円状になった非常に大きなもので、見た目はまるで工場の機械。それを収容する建屋は2.5メートルの壁で囲まれています。建物・装置の合計で71億円かかったそうです。
陽子線治療は、手術や抗がん剤による治療に比べて体への負担が少なく、照射する時間も1回数分なので、入院する必要もありません。対象となるのは固形のがんで、血液のがんや多発しているがん、遠くの臓器に転移しているがんには向かないとのこと。逆にいうと「守備範囲は狭いけれど、その範囲内にあるがんに対する治療効果は非常に高い」とのことでした。
筑波大病院の場合、陽子線治療の技術料は照射回数に関係なく、248万4000円だそうです。うーん、やはり高い。もしこれが保険適用になれば、高額療養費の適用もあるので、10万円以下になるわけですが、陽子線治療に保険が適用される可能性は少ないとのこと。
筑波大では現在、小児がんのみ保険適用の申請をしているそうです。子どもは放射線の影響を受けやすいので、陽子線や重粒子線が向いているのですが、親が若くて経済的なゆとりがないケースが多いというのがその理由。
小児がんはケースとしてはとても少ないけれど、治療して治っても、その後の生活に支障がでることが多いと聞いています。陽子線治療が早く保険適用されてほしいですね。
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2012-06-08T22:00:00+09:00
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会社訪問
鎌倉投信のファンド「結い2101」の受益者(ファンドを保有している人)を対象にした、投資先企業の会社訪問会に参加しました。今回の訪問先はペット保険のアニコム損保。
まず毎日行われている“朝会”を見せてもらいました。挨拶や全体唱和から始まる点は朝礼的ですが、...
アニコム損保。
まず毎日行われている“朝会”を見せてもらいました。挨拶や全体唱和から始まる点は朝礼的ですが、会社の理念を共有するために、テーマに合わせた“寸劇”(?)をしたりするのがユニーク。今の若い人たちには、文字で伝えるより、目や耳や体を使ったやり方のほうが伝わりやすいからだそうです。
社長から会社の概要を聞いたあとは、社内見学。
印象的だったのは、そのオープンさです。金融業界の会社は、個人情報を扱っているという理由で「見せられない」「話せない」ということが多いのですが、アニコム損保では社内のすべての部署、コールセンターの中まで見せてくれました。それだけでなく、どの部署の人たちも、業務の邪魔になっているかもしれない私たち見学者に対して、いやな顔ひとつをせず、ていねいに温かく迎えてくれたんですよね。こういう社風はネットや新聞・雑誌ではわかりません。
小森社長は保険を、何か不幸なことがあったときに使うものにとどめず、「事故の統計をもとにして予防情報を提供する」ために使うことを考えていて、すでに、「どの犬種は何歳くらいの時にどんな病気になりやすい」といったデータを保険の契約者などに提供しているそうです。
これまで、多くの生保会社、損保会社の方とお目にかかりましたが、こんな発想は聞いたことがありません。日本では個人向けの保険マーケットは飽和している感がありますが、その先に新しいビジネスモデルがあるんですね。
アニコム損保は、「ペット関連産業は今後の成長が期待できる」といった単純な発想を超えた企業だと感じました。
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2011-07-15T16:34:00+09:00
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税務署にて
今年も3月に確定申告をすませたのですが、そのあとになって、昨年、株式投信を売って売却損が出たことを思い出しました。 「これを株の配当金と損益通算すれば、配当金から差し引かれた税金が還ってくるし、それでも残った損失は来年以降に繰り越せる」
と思い立ち...
「これを株の配当金と損益通算すれば、配当金から差し引かれた税金が還ってくるし、それでも残った損失は来年以降に繰り越せる」
と思い立ち、国税庁のホームページで申告の仕方を調べたのですが、よくわかりません。税務署できいたほうが早いと思い、行くことにしました。
私としては、申告の仕方を教わりに行くだけのつもりだったのですが。
税務署へは確定申告の時期にしか行ったことないので知らなかったのですが、ふだんはまず窓口で要件を伝え、その内容によって担当者が出てきてくれるのですね。
私もそのようにして待つこと15分。
担当の人に「これこれ」と伝えると
「それはできないんじゃないかな」という返事。
「え?なんで?」というと、
「調べるのでお待ちください」とのこと。
戻ってくると「やっぱりできませんね」
(がーん!)
理由は
・売却した株式投信は「源泉徴収あり」の特定口座に入っていた
・「源泉あり」は「確定申告してもいいし、しなくてもいい」
・私は3月に確定申告をしている
・しかし、そのときに「源泉あり」の口座の申告はしていない
・ということは、確定申告した段階で、「源泉あり」については申告しないことを選択したとみなされる
というわけなんです。
「でも、株式投信などの税金は分離課税でしょ?」
と食い下がると
「分離課税というのは、税金の計算が分離されているというこであって、申告が別ということではありません」と一蹴されました。
「うーむ、そういわれてみれば、そうだよね」
と理屈の上では納得できましたが、でもやっぱり心の中で叫んでしまいました。
「くそーっ!」って。
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2011-05-10T12:54:00+09:00
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ジェット→オリックス→マネックス
2010年5月1日、オリックス証券がマネックス証券と合併して吸収されました。その結果、私はマネックスに口座が2つできてしまいました。そう、両方に口座がある(あった)からです。
そのオリックスの口座も自分で開設したものではなく、ジェット証券が昨年の1月にオリ...
そのオリックスの口座も自分で開設したものではなく、ジェット証券が昨年の1月にオリックスに吸収されたためにできたものです。つまり、ジェット→オリックス→マネックスとなるわけです。
ジェット証券は有名ではないし規模も小さかったのですが、ネット証券会社が次々登場し始めた当初からある“老舗”でした。
たしか1999年だったと思いますが、できたばかりのネット証券各社が日経ホールでプレゼンテーションをしたのを見に行きました。そのときに出ていたのが、マネックス、イートレード、日興ビーンズ、DLJディレクトSFGなど。このうち、今も名前が残っているのはマネックスだけです。
イートレードは2008年にSBI証券になり、日興ビーンズは2005年にマネックスに吸収され、DLJディレクトSFGは2004年に楽天証券になりました。ほかにも、eウィングと日本オンラインがカブドットコムになったり、日本グローバル証券がライブドア証券を経てかざか証券になったりしています。10年あまりですっかり様変わりですね。その中で、昨年まで続いていたジェット証券は、よく頑張ったと思います。
ジェット証券は口座の保有者に自社株の割り当てを行い、私はそれを買ったので、株主でもありました。株主総会にも2回ほど行きました。その株は、自動的にオリックス株になったわけですが、自分の意思と関係なく保有することになった株って、愛着がわきませんね。「親から株を相続したけど、自分は株に興味がなく、もらってもピンとこない」と言っている人がいましたが、その気持ちがちょっぴりわかった感じ。
でも、ジェット証券はずっと赤字で無配だったけど、オリックスになってから配当が受け取れるようになったので、それはよかったといえるでしょう。
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2010-05-05T13:02:00+09:00
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歌舞伎座さよなら公演
東京・東銀座にある歌舞伎座が、建て替えのためにこの4月の公演を最後に休館します。それを前に、歌舞伎座では16カ月にわたって「さよなら公演」が続いてきました。ずいぶん長い「さよなら」だったので、はじめのころはファンもあまり実感がなかったと思いますが、さ...
長い伝統を持つ建物がなくなってしまうのはやはり残念です。とはいえ、今の歌舞伎座は座席が狭く、観客の多くが高齢者なのにエレベーターもエスカレーターもないとい点が確かに不便でした。個人的には、3階席から花道がまったく見えないをなんとかしてほしいと思うのですが、そのあたり、建て替えで改善されることに期待したいですね。
ところで、歌舞伎のチケットっていくらかご存じでしょうか。歌舞伎座の場合、通常は昼夜2部制で、それぞれ桟敷席1万7000円、1等席1万5000円、2等席1万1000円、3等A席4200円、3等B席2500円となっています。
これが、11月の顔見世興行とか、誰かの襲名披露興行の月、あるいは誰かの追善興行の月は、2万2000円、2万円、1万5000円、6000円、3000円と割り増しになります。一方、8月に3部制をとるときは、各部の時間が短くなることから、通常より料金が安くなります。
今回のさよなら公演も、いつもどおりの料金設定でしたが、最後の3月と4月は3部制なのに、2部制と同じ料金になっていました。また、2月は中村勘三郎23回追善興業で割り増し料金でした。まぁ、いずれも豪華キャストによる人気演目でしたから、お客さんの満足度は高かったと思いますが、歌舞伎座の興行を行っている松竹はなかなか商売上手だなぁと思ったのでした。
そこで気になるのが、3年後に新装オープンしたとき、どういう料金設定になるのか、です。今と同じか、あるいは高くなるのか。歌舞伎ファンとしては値上げはしないでほしいと祈るばかりです。
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2010-04-10T23:08:00+09:00
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エコポイントへの道のり
わが家のテレビがおかしくなり始めたのは去年の夏。画面が急にせまくなったり、部分的にヘンな色がついてニュースのアナウンサーが“デスラー総統”みたいになったり。そのうち、画面がしばらくのあいだ真っ暗になることもあり、これはもうダメだってことで、近くの家電量販...
この時期ですから、当然、地デジ対応のものを選び、古いテレビはリサイクルに出したので、めでたくエコポイントがもらえました。テレビの分が1万 2000ポイント、リサイクルの分が3000ポイントの計1万5000ポイント。それが昨年の11月のこと。
エコポイントを商品券などに交換するためには、申請書を送らなくてはいけません。書類の重要な部分は、家電量販店の店員さんが書いてくれたのですが、保証書とリサイクル券と領収書のコピーを貼る必要があります。
それがなんとなくメンドウで、ついつい先延ばしになり、2、3日に一度くらい「あっ、エコポイント」と思い出してはいたのですが、とうとう年を越してしまいました。やっと書類を投函したのが1月22日。テレビを買ってから2カ月以上もたってしまいました。
このエコポイントの申請手続き、いざやってみると、結構メンドウなんですよね。もっと簡単にならなかったのでしょうか。
実際のところ、書類に不備があった例が多いというのも、手続きのわかりにくさゆえでしょう。 先日は新聞に、エコポイントがもらえるのに実際に手続きした人は半数に過ぎないと書かれていました。それも同じ理由ではないでしょうか。
一番簡単なのは、対象になる家電を買うときにポイントの分を値引きしてもらい、家電店がそれをまとめて役所に請求する方法。これだと「ポイントをもらった」という感覚は味わえませんが、それでも、家電を買う動機付けにはなると思います。
さてさて、エコポイントの交換商品が送られてくるのは1、2カ月先とのこと。忘れたころにやってきたら結構うれしいかも。書類の不備で差し戻される不安はぬぐいきれませんが。
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2010-01-15T22:11:00+09:00
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上がったり下がったり
2008年は“100年に一度”の大変な1年でしたね。日経平均株価は年初の14691円から8859円へと42%の下落。これは、バブル崩壊後の1990年の38%を上回る数字だそうです。
特に、10月の初めからは連日、株価が激しく上がったり下がったりして、本当にジェットコースターに乗っ...
特に、10月の初めからは連日、株価が激しく上がったり下がったりして、本当にジェットコースターに乗ったみたいでした。でも(不謹慎かもしれませんが)、それはそれで100年に一度の歴史的な状況を目の当たりにできるワクワク感もあったりして。
思えば、日経平均がはじめて1万円台に乗ったのが1984年。もちろん、そのころは株式市場のことなどまったくわかりませんでしたが、大変なビッグニュースだった記憶があります。そして、そこから2万円まで行くのはものすごく早かったように思います。実際には、ほぼ3年かかっているのですが。そして2万円から3万円に行くまでに約2年。さらに、3万円から史上最高値の38915円に行くまでには1年しかかかりませんでした。そんな急激な上昇も、やはり慣れてしまっていたのか、なんとなくそういうものだと思っていました。
今の1万円以下の状態を1984年以前と同じ水準だと考えると、ずいぶん後戻りした感じがします。まあ、当時と比較するのはムリかもしれませんね。直近で1万円だったのはというと2003年8月。この年の4月にはバブル後最安値の7607円をつけていて、日本はこの先どうなってしまうのかと不安になったものですが、かなり早く回復したわけです。
それに比べると、昨年来の株安は、直接の原因が日本でなかったことや日本企業の体質が強化されていることから、あのときほどの不安はなかったのですが、ここへ来て、次々と企業業績の悪化が伝えられ、なかなか株価が戻りません。
この先どうなるのか気がもめますが、マスコミの報道はマイナスのほうに傾きがちだし、企業業績も落ち込みが急だったぶん戻りも早いのではと思ったりしています。楽観的すぎかな?
ともあれ“100年に一度の次の年”である2009年、経済や為替、株価がどんなふうに動いていくのか。興味深いし、楽しみです。
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2009-01-13T23:14:00+09:00
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理屈じゃない、けど
落語家・立川志の輔さんの『志の輔らくごのごらく(1)』というCDを聞きました。
古典の「死神」はもちろん楽しませてもらいましたが、新作「はんどたおる」は大いに笑わせてもらいつつ、ファイナンシャル・プランナー(FP)として考えさせられることもありました。
...
<死神>』というCDを聞きました。
古典の「死神」はもちろん楽しませてもらいましたが、新作「はんどたおる」は大いに笑わせてもらいつつ、ファイナンシャル・プランナー(FP)として考えさせられることもありました。
「はんどたおる」というのは、スーパーで2000円以上買い物したときの景品。それをもらうために必要のないものまで買ってきた妻を夫が非難するのですが、夫のほうも、自分の買い物を正当化するためにおかしな理屈を言いだし、そこへさらに別の人物があらわれ・・・という内容。
どこにでもありそうな夫婦の会話なのですが、「こういうことってあるよね!」と思わずにはいられません。男女の金銭感覚の違いが面白く、かつ鋭く表現されていました。
景品やポイントのためによけいなものを買ったり、「○○を買ったと思えば××を買うくらいなんでもない」といった、一見正しいような、でも理論的には間違った判断というのはよくあります。難しく言うと、人間の判断は必ずしも経済合理性に基づいているわけではない、ということですね。
経済学でも最近、こうした人間の心理を探求する「行動経済学」「行動ファイナンス」という分野が注目されています。
例えば、
「2万円を与えられたあなたが必ずどちらかを選ばなければならないとしたら、どちらを選ぶか。
A:確実に得られる5000円
B:確率25%で2万円を得るが、確率75%で何も得られない」
といった設問に対し、多くの人はどちらを選ぶか、その結果から判断されることは何か、といったことを研究するのです。
これまでの経済学は、投資などに際して、人は経済合理性に基づいて判断することを前提にしてきましたが、行動経済学は、「常に経済合理性に基づいて判断するわけではない」人間の心理を探求しようとする学問です。
私は以前から「当たる確率が限りなくゼロに近い宝くじを、なぜたくさんの人が買うのだろうと」と不思議に思っていたのですが、最近読んだ行動経済学の本『人生と投資のパズル(角田康夫:文春新書)』の中に、「非常に低い確率が過大評価される傾向があることがわかってきた」と書かれていて、大いに納得がいきました。
FPとしては、いつも理屈として正しいことを言ったり書いたりしがちですが、「理屈じゃない判断をするのも人間だ」ということを常に頭に入れておかなきゃいけないなー、と感じました。その一方で、知識や経験がないために経済合理性に合わない判断をしている人たちに対して「そうじゃないんですよー」と言ってあげることも必要かなと思います。
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2008-08-23T23:43:00+09:00
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介護の沙汰もカネしだい?
これから高齢化がさらに進むと、私たちファイナンシャルプランナーも介護にかかるお金の相談を受ける機会が増えるはず−−ということで、女性FP十数人で始めたのがLTC(Long Term Lifecare)研究会です。
介護にかかわる方をお招きして介護の実情についてお話を聞いた...
介護にかかわる方をお招きして介護の実情についてお話を聞いたり、高齢者向け施設の見学会を行ったりしてきました。見学した施設は20カ所以上。そうした成果をまとめたのが、4月に出版された「介護にかかるお金」です。
実のところ、私はこの勉強会に入るまで、公的介護保険制度や介護施設の種類について何も知りませんでした。ということは、一般の人もきっと知らないということですよね。高齢者向けの施設もいろいろ種類があり、目的やかかるお金が違う、ということもほとんど知られていないでしょう。
公的介護保険は、どんな介護サービスを受けるか、どんな施設に入るかを選べる仕組みですが、自分や家族が要介護になってからあわてて施設を選ぼうとしても、その時間はありません。結果として入れる施設に入るということになってしまいます。
でも、いろいろな施設を見学してきて実感するのは、施設のよしあしは比べてみなければわからないということ。建物が立派でも、中で行われている介護サービスがイマイチのところもあれば、施設は古くてもしっかりした理念に基づいて本当に入所者のことを考えてサービスを行っているところもあります。
元気なうちから、少しずつ介護保険制度を知り、施設なども見ておくと、満足度の高い介護が受けられるのは間違いありません。
もう1つ感じるのは、やはりお金があれば、受けられる介護サービスや入れる施設の選択肢が増えるということ。それなのに、多くの人は30代から40代に子どもの教育やマイホームにお金を使い過ぎて、老後への備えがとてもおろそかになっています。
お金さえあればいい老後が過ごせるというわけではありませんが、人生の最後の時間を心豊かに過ごすには、できるだけ早い時期から老後資金の準備を始めることが必要だと感じます。
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2008-06-30T23:16:00+09:00
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大当たり!
2,3年前まで、IPO(新規公開株の売り出し)は大人気でした。株式投資のセミナーで「IPOに当たるにはどうしたらいいんですか?」という質問を受けたこともありましたっけ。
ご存じない方のためにご説明すると、新規公開株は普通の株と違って、その株の売り出しを担当する...
ご存じない方のためにご説明すると、新規公開株は普通の株と違って、その株の売り出しを担当する証券会社に「買いたい」という希望を出すブックビルディング方式がとられます。たいていは、売り出される株数に対して買いたい人のほうが多く、ネット証券会社では抽選、店舗のある従来型の証券会社では1部が抽選であとは大口の顧客へ割り当てられたりするなどして、小口の投資家はなかなか買えません。そこで、「応募してもしても当たらない」ということになるわけです。
06年1月のライブドアショック以来、IPOの人気は以前ほどではなくなりましたが、それでも状況はあまり変わっていないようです。
私自身はIPOに興味はありませんでした。株というのは、知っている会社に投資すべきもの。新規に株を公開するのは、基本的に知らない会社ですから、投資対象にはなっていなかったのです。ところが。
今年の10月、ある金融グループ会社が新規上場することになりました。仕事の関係で、よく知っている会社です。グループ会社のうちの1社が開催するプレス関係者向けの報告会には何回か行って社長と名刺交換をしたこともあるし、もう1社の新商品説明会にも行ったことがあります。今までにない顧客本位の経営方針は、常々とてもいいな、と思っていた会社でした。
そのうえ、私が株の取り引きをしている小さなネット証券会社(ごめんね、J証券)でもこのIPOを扱うというのです。
それで、 初めてブックビルディングに参加してみました。
「まあ、どうせ当たらないだろう」とは思うものの、「当たればうれしい」という気持ちもあり、ドキドキしながら迎えた株の割当日。
結果は「当たり」!
売り出し株数が通常のIPOよりずっと多かったからでしょうけど、なんでも「当たり」というのはうれしいものですね。
証券会社に購入するという意思確認の電話を入れて、上場の日、めでたく株主になったのでした。
IPOは、上場後に株価が急上昇したりすることもあり、「長期で保有するつもりなのに、もし株価が大きく上がって売りたい衝動に駆られたらどうしよう」なーんて思っていたのですが、とりあえずその心配はありませんでした(^^;)
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2007-11-01T23:18:00+09:00
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楽しい総会
株主総会の季節。今年はあるコーヒーチェーンの総会へ行きました。
というのも、この会社は別のレストランチェーンと経営統合する予定で、それについて総会で株主の了承を得ようとしていたところ、約10%の株を持つ外資系ファンドが反対を表明していたからです。
会社側...
というのも、この会社は別のレストランチェーンと経営統合する予定で、それについて総会で株主の了承を得ようとしていたところ、約10%の株を持つ外資系ファンドが反対を表明していたからです。
会社側からは経営統合案に賛成するようにという手紙、外資系ファンドからは反対するようにという手紙が事前に送られてきていました。「これは荒れるかもしれない」と思い、初めてこの会社の総会に出ることにしたのです。
会場はホテルの大きなレセプションホール。集まった株主の数は1500人くらいでしょうか。
問題の経営統合案について、まず会社側が統合によるメリットや、統合する相手方の会社を選んだ理由などについて説明。次に外資系ファンドの担当者が、最初は日本語で、途中から英語(通訳つき)で、なぜ反対するのかについて理由を述べ、そのあと、他の株主からもいろいろと質問が出されました。
ある株主から「そこにいる社長や取締役は、相手のレストランチェーンの店にいって食事をしたことがあるのか」という質問が出され、社長と取締役が1人ずつ答える場面も。もちろん全員が、学生時代から愛用しているとか、家族とよく行くと答えていました(ウソではないみたいでした)。
ファンドの反論や他の株主からの質問に対して、社長は1つ1つていねいに答えているな、という印象でした。当然のことながら、どんな質問が出されるかを事前に予想して、どう答えるか十分に考えてあったはずですが、社長の回答はマニュアル通りではなく、自分の言葉で語っていることがうかがえて、好感が持てました。
また、言葉の問題はあったとしても、ファンドの反対論より、会社の説明のほうが説得力があると感じました。
結局、統合案は賛成多数で可決され、総会は3時間あまりで終了。まだまだ形式的な総会も多いなか、今回の総会は質疑応答が活発になされ、それによって会社のこともよくわかり、とても楽しめました(総会は本来そういうモンじゃないとは思いますが)。
おみやげをもらって帰る道すがら、この会社のお店をこれまで以上に愛用しよう、と思ったのでした。
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2007-06-30T23:20:00+09:00
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初めてもらったお金
昨年の3月、視力を回復させる手術を受けました。レーシックといって、レーザーで角膜を削る方法です。前後に何回か検査がありましたが、手術そのものは両眼で20分ほど。それまでコンタクトレンズなしでは外出できないくらい強度の近視だったものが、今はまったく必要なし...
健康保険はきかないのでそれなりの費用はかかりましたが、それだけの価値はあったと思います。めでたしめでたし。
で、終わりません。続きがあるのです。
その後、11月にある経済誌が「医療保険に気をつけろ!」という特集を組みました。仕事柄、買って読んでいたら、「視力回復のためのレーシック手術が手術給付金の対象となるかどうかは保険会社によって扱いが違う」と書いてあったのです。
日帰りだったので「手術」という実感がなく、手術給付金のことなど考えてもみなかったのですが、あれも「手術」だったんですよね。FPなのに気づかなかったとは!
さっそく、加入している保険をチェックし、手術給付金の特約がついていることを確認。古い保険なので、たぶんレーシックは対象にならないだろうと思いつつ、ダメもとで保険会社のコールセンターに電話(こういう場合、担当の営業職員ではなく、コールセンターやお客様相談室に問い合わせるのがポイントです)。保険証券の番号を告げて調べてもらったら「手術給付金の対象になる」というではありませんか。心の中で思わず「やった!」と叫びました。すぐに給付金請求の書類と診断書送ってもらいました。
給付金の額は手術の内容によって違いますが、私の保険の場合、レーシック手術は5万円でした。診断書を書いてもらうのに5000円かかったので、手取り4万5000円。
これが多いか少ないかはなんともいえませんが、予定外の収入(?)は、やっぱりうれしいもの。幸いなことに、これまで病気や事故などに遭ったことがなく、保険料を払う一方でしたが、初めて保険からお金を受け取りました。
保険会社の保険金不払いが大きな問題となっていますが、保険の給付金は加入者が請求しなければ支払われません。今回だって、レーシックが手術給付金の対象となるかもしれないということに気づかなければ、もらいそびれるところでした。
やはり、加入している保険の内容はよく把握しておくことが大切です。それを、身をもって感じました。
ちなみに、保険会社からの振込があったのが12月25月。クリスマスプレゼントをもらった気分でした。
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2007-01-12T23:22:00+09:00
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たかが水だけど
ホットヨガに通い始めて1年と少し。
室温38℃、湿度65%の中で、汗を大量に流しながら90分間体を動かします。
かなりヘバりますが、気分はすっきり。
おかげさまで、体重は減り、姿勢がよくなり、お肌の調子もいい状態をキープできています。何よりうれしいのは、ずっ...
室温38℃、湿度65%の中で、汗を大量に流しながら90分間体を動かします。
かなりヘバりますが、気分はすっきり。
おかげさまで、体重は減り、姿勢がよくなり、お肌の調子もいい状態をキープできています。何よりうれしいのは、ずっと悩まされていた肩コリ・首コリがラクになったことですね。
レッスン中は汗をたくさんかくので、こまめにお水を飲みながら行います。
受講生は、それぞれペットボトルを持ち込むわけですが、レッスン後に捨てられている大量のペットボトルを見ると、ちょっと心がいたみます。
前に新聞の記事で「日本は水道水が飲めるのだから、ペットボトルの水を買う必要はない。ペットボトルを作るのに石油資源が使われ、輸送するトラックはガソリンを消費して排気ガスを出し、使い終わったものをリサイクルするのにもエネルギーがいる」といったようなことが書かれているのを読み、なるほどなと思ったことがあるのです。
ヨガは、今はやりのLOHASと一緒に語られることが多いようですが、捨てられたペットボトルを見ると、地球にやさしいとはとても思えません。
それでも、水は商品であり、売られている水にはそれぞれ味や効能が違うものがあるので、そんなに目クジラ立てなくてもいいかな、という気もします。
だけどね。
レッスン後にボトルの中にお水が残るでしょう? それを、洗面台の流しに捨てていく人がいるんですよ。
確かに、お水は重いし、ペットボトルはかさばるのでジャマかもしれないけど、捨てることないんじゃない?
持って返っておうちで飲めばいいでしょう。
たかがお水だから、もったいなくはないというわけ?
これは、地球にもやさしくないし、おサイフにもやさしくない、と思ってしまうわけです。
というか、こういうことって、人柄とか心映えの問題なのかもしれません。
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2006-12-01T23:25:00+09:00
ファイナンシャルプランナー 馬養雅子(まがいまさこ)
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カードでびっくり
ある日の夕方、スーパーのレジに並んでいたときのことです。
私の前にいた女性がカゴいっぱいの食料品、それに雑誌(私の記事が載っているヤツ!)の代金をクレジットカードで支払おうとしました。ところが、レジ係がカードを機械に通したところ受け付けられなかったらし...
私の前にいた女性がカゴいっぱいの食料品、それに雑誌(私の記事が載っているヤツ!)の代金をクレジットカードで支払おうとしました。ところが、レジ係がカードを機械に通したところ受け付けられなかったらしく、女性はカードを返されてしまいました。
「限度額オーバーしてたのかな」と、私はその女性がお財布を出して現金で支払いをするものとばかり思って見ていたら、なんと! 彼女は言ったのです。
「じゃ、全部キャンセルします」
えーっ!と心の中で叫ぶ私をしり目に、その女性は悠然とレジを去っていきました。
残ったカゴいっぱいの食料品等々は、レジを手伝っていた男性店員(夕方の混雑時だったのでレジは2人体制だったのです)が売場へ返しにいきました。
それにしても、ふつうはカードが使えないと言われたらあわてるはずだけど、その女性はぜんぜん動揺していませんでした。使えないかもしれないと、あらかじめわかっていたのでしょう。
何が理由でカードが使えなかったのかわかりませんが、可能性として高いのは、限度額オーバー。クレジットカードは現金がなくても買い物ができて便利ですが、つい使いすぎてしまうのが怖いところ。カードを使うからには、残高の管理は欠かせません。
カードの使いすぎからサラ金を利用、そして多重債務へ、というケースも少なくないといいますからね。
今後、 お財布ケータイにクレジット機能がつくようになります。お金の持ち合わせがなくても買い物できる便利さと引き換えに、使いすぎのリスクも高まるわけで、特に若い人たちが、安易に買い物をするようになるのではないかと心配です。
私たちははっきり自覚していませんが、便利になればなるほど、自己管理能力がより必要になるのです。
便利になればなるほど私たちが幸せになるわけではないというのは、ちょっと悲しいですね。
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2006-10-15T23:27:00+09:00
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セの気になる夏でした
7月の終わりにニューヨークへ行ってきました。ちょうど20年ぶりです。
当然のことながら、前回とはいろいろ変わっていましたが、特に「変わったな〜」とびっくりしたのは、治安がよくなったことです。
20年前は、「地下鉄は危ないから乗ってはいけない」といわれ、昼...
当然のことながら、前回とはいろいろ変わっていましたが、特に「変わったな〜」とびっくりしたのは、治安がよくなったことです。
20年前は、「地下鉄は危ないから乗ってはいけない」といわれ、昼間の移動はもっぱらバスで、夜コンサートやミュージカルに行くときは、行きも帰りもタクシーを予約しました。タイムズスクエアなんか近づくこともできないという感じだったのです。
ところが今回は、マンハッタンを北から南まで、どこへ行くにも地下鉄を利用。夜、ミュージカルのあと、タイムズスクエアを通りブロードウェイを歩いてホテルまで帰ったりもしました。東京の街とそう変わらなくなっていたのです。
聞くところによると、街が安全になったのは前市長のジュリアーニさんの施策によるものだそうです。世の中が悪く変わるのはよくあることですが、よいほうに変わることもあるんだな、と思ったのでした。
さてさてお金の話ですが。
20年前の1986年の秋、円ドルレートは忘れもしない、1ドル=240円でした。ところがその後1年のあいだに急激に円高が進み、1ドル=120円になりました。ニューヨーク旅行で使いきれずにキャッシュで持って帰ってきたドルの価値が、あっという間に半分になってしまったのです。
今回、あのときのことを思い出し、調べてみると、私が行った86年10月の1年前、85年9月にプラザ合意があったのでした。ニューヨークのプラザホテルで先進5カ国の蔵相会議が開かれ、当時、対日貿易赤字に苦んでいたアメリカのために、円高ドル安へ誘導することが合意されたのです。それでそのあと、急激な円高になったわけです。
今の私だったら、そんな状況のときにアメリカへ旅行なんかしないでしょうね。円高になるとわかっているんだから、そうなってからのほうが、旅行代金が安くてすみますから。行ったとしても、ドルを余らせて持って帰ってくることはなかったでしょう。
でも当時はそんなことは、全然考えませんでした。若かったもの。
このところ、円ドルレートは安定していますが、ユーロはずっと高値を更新していて、ドイツ製のバイオリンやビオラの弦は、8月からいっせいに値上がりしました。この夏ヨーロッパへ行った人も大変だったのではないでしょうか。
豪ドルも右肩上がりで上がっていて、オーストラリアへ旅行した友人は「思ったより物価が高くて驚いた」と言っていました。
そんなこんなで、為替の気になる今年の夏でした。
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2006-09-12T23:30:00+09:00
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あるとないとで、大違い
脳梗塞で半身にマヒが残り現在リハビリ中の知人曰く「リハビリしている若い男性が多いのに驚いた」。ほとんどがバイクの事故によるものだという。
若くても、スポーツやバイクの事故などで障害を負う可能性はある。そんなとき頼りになるのが、国民年金から払われる障...
若くても、スポーツやバイクの事故などで障害を負う可能性はある。そんなとき頼りになるのが、国民年金から払われる障害基礎年金だ。ただし、保険料が「未納」でないことが条件となる。
20歳以上であれば、学生でもフリーターでも無職でも国民年金の保険料を納めなければならないが、実際には若者を中心とする多くの人が未納になっている。
でも考えてみてほしい。障害基礎年金は、1級障害の場合で年額約99万円、2級は約79万円。これがあるとないとでは大きく違う。やはり保険料は払っておくべきだ。
18年度の保険料は月1万3860円。これを払うのが難しいという人のためには、いろいろな制度が設けられている。
学生なら「学生納付特例制度」が使えるし、30歳未満の人を対象とした「若年者納付猶予制度」もある。これらは、一定期間、保険料の支払いを猶予するしくみだ。
また、所得に応じて払える分だけ払うというのが「免除」制度。従来の全額免除と半額免除に加え、この7月からは新たに4分の1免除と4分の3免除もできた。
これらの制度を利用した場合は、保険料を払わなかった分、65歳以降に受け取る老齢基礎年金の額が減るが、年金受取に必要な加入期間にはカウントされる。
ただ猶予や免除は自分で申請しなければならない。申請しないと「未納」になり、万一のとき障害基礎年金が受け取れないだけでなく、65歳以降に無年金になってしまうこともありうる。そうならないよう、年金に無関心になりがちな若者に対して、まわりの大人が制度の意味やしくみを教えることが必要だろう。
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2006-07-20T23:32:00+09:00
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分別に効果あり
私の住む横浜市では、昨年(2005)年4月からゴミを細かく分別して収集するようになりました。それまでも、ビン、缶、ペットボトルや小さな金属類などは一般ゴミと分けて収集されていましたが、さらに、紙、衣類、プラスチックの包装材という分類項目ができました。
この...
この新しい分別収集が始まっていちばん驚いたのは、私たちの身の回りにプラスチック包装材がいかに多いかということです。ペットボトルのキャップやラベルをはじめ、食料品やシャンプーなどの日用品のほとんどはプラスチック製の袋や容器に入っていますからね。買い物したって、商品が紙袋に入ってくるということはまずありません。何でもかんでもプラ製の袋です。こうしたプラスチックの包装材を生ゴミなどの一般ゴミと分けると、圧倒的にプラゴミのほうが多いのです。
それまで、一般ゴミとプラゴミは一緒に収集され、ゴミ焼却場で燃やされていたのですが、プラゴミは分別してリサイクルに回すようになったため、焼却するゴミの量が5年前に比べて約30%減ったそうです。それによって、老朽化していた市内2つの焼却場が廃止され、もし建て替えていたらかかっていた費用1100億円が節約でき、年間30億円のランニングコストもかからなくなったんですって。
ゴミの分別が、私たちの払った税金を効率的に使うことにつながるのなら、ちょっと面倒だけど、ちゃんと分別しようという気になりますよね。
この話は、うちのマンションの管理組合が、清掃局の人を招いて行った分別の仕方の説明会のときに初めて知りました。
わがマンションは、屋内にあるゴミ収集室に分別したゴミをおいておくと、管理会社の清掃の人たちが、それぞれの収集日に、屋外の収集場所に出してくれるという仕組みです。
その収集室に出す段階で、分別されていないことがあり、そういうゴミには「プラゴミと一般ゴミは袋を分けてください!」とか「牛乳パックは専用の置き場にまとめて置いてください!」といった清掃の人からのメッセージとともに、別に置かれていることがあります。
説明会には居住者全員が出席したわけではないので、参加しなかった人たちには、なぜ分別が必要でそれがどんな効果をもたらしたか、ということが伝わっていないのでしょう。
なんのための分別かがわからないと、積極的に取り組もうという気持ちにはなりにくいのではないでしょうか。
市は、単に分別に協力してください、というだけではなく、何のために分別するのか、分別することで何がどうなるのかを、もっともっとアピールしてほしいと思います。
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2006-06-28T23:34:00+09:00
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ご当地ファンドはいかが?
『函館の女』『伊勢佐木町ブルース』などのように、特定の場所織り込んだ歌を「ご当地ソング」というが、最近、資産運用でも「ご当地」が注目されている。特定の都道府県や地域の企業に投資する投資信託が次々に設定され、販売されているのだ。
投資信託は、大勢の人...
投資信託は、大勢の人から集めた資金でファンドを作り、その資金を数多くの株や債券などで運用する仕組み。
何で運用するかはファンドによってさまざまだが、「ご当地ファンド」は、「その地域に本社またはそれに準じるものがある企業や、その地域に進出して雇用を生み出している企業にの株に投資する」というのがコンセプト。
株というのはもともと、企業に出資して事業活動を応援するというものだから、ご当地ファンドを買うということは、ファンドを通してその県や地域をの企業を応援するということにつながる。
ご当地ファンドで人気が高いのは、「世界のトヨタ」がある東海三県(愛知・岐阜・三重)ファンドだが、関東エリアでも現在、埼玉、神奈川、茨城、栃木の各県に、ご当地ファンドがある。
投資や運用にあまりなじみのない人は、中身がわかりやすく親しみやすい「ご当地ファンド」から始めてみるのもいいかもしれない。
ただし、投資信託は元本保証はない。また、ご当地ファンドはエリアを絞るぶんファンドに組み入れる銘柄数が少なくなり、一般の日本株ファンドより値動きは大きくなる。自然災害などでファンドの価格が大きく下落することも考えられる。
ご当地ファンドは、こうしたリスクも理解したうえで、少ない金額で投資するのがいいだろう。
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2006-05-18T23:37:00+09:00
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未公開株にご用心
自宅にかかってきたセールスの電話。いつもならすぐに「結構です」と言って切るのだが、「未公開株」の件だというので、話を聞いてみた。近く上場を予定しているあるバイオ関連会社の株を1株30万円、3株単位で譲渡する、という内容だった。
未公開株とは、証券取...
未公開株とは、証券取引所に上場されていない株のこと。それが新規に上場すると、株価が大幅に値上がりすることが多い。上場前に手に入れておけば、大きな儲けが期待できるというわけだ。
だが、未公開株の販売ができるのは登録を受けた証券会社だけであり、証券会社の業界団体では、原則として未公開株の勧誘は行わないとしている。だから、未公開株を勧誘する業者自体が、まず怪しいと考えていい。先日も、大塚化学ホールディングス(HD)の未公開株を販売したとして、投資会社の幹部二人が逮捕された。
それ以外にも、電話やダイレクトメールを使って、上場の予定のない株や、譲渡に制限があって実際には買うことのできない株を「上場間近」「値上がり間違いなし」などといって買わせ、購入代金をだまし取るケースが後を絶たない。金融庁や日本証券業協会などが注意を呼びかけている。
さて電話の相手だが、説明は立て板に水。大塚化学HD事件を指摘しても、答えが用意してあるらしく、うまく言いかわす。未公開株が問題になっていることを知らなければ、だまされてしまう人がいてもおかしくないと感じた。
でも、世の中にはそうそうおいしい話など転がっていないのである。おいしければおいしいほど、疑ってかかる。そのぐらいの用心は必要だ。未公開株の勧誘にはくれぶれもご注意を。
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2006-03-30T23:38:00+09:00
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これまでの10年、これからの10年
銀行から、定期預金が満期を迎えるというお知らせが届いた。預け入れたのは10年前の平成8年で、利率は2.45パーセント。ちなみに、この定期預金を自動継続した場合に適用される金利を問い合わせてみたところ、0.12パーセント程度だという。この10年で、金利は20分の1にな...
そんなデフレ、低金利に私たちはすっかり慣れてしまっているが、この状況にそろそろ変化のきざしが見えつつある。
このところ企業の収益が大きく改善し、賃金や雇用にプラスの面が出てきた一方で、物価がわずかに上昇する気配を見せている。簡単にいってしまえば、景気がよくなり始めているということだ。
それを受けて今年は、日銀がいつ「量的緩和の解除」に踏み切るかに注目が集まっている。これが解除されれば長期金利の上昇につながり、やがて短期金利も上がることが予想される。
「ニチギン」「リョーテキカンワ」など、私たちには縁がないように思えるが、決してそんなことはない。
例えば住宅ローン。住宅の購入を考えている人は、できれば金利が上がる前に住宅ローンを借り入れたい。変動金利型や、2年あるいは3年といった短期間固定金利型の住宅ローンは、長期固定型に変更するタイミングが近づいているということになる。
預金金利はすぐには上がらないとはいえ、今年はデフレや低金利の時代が終わり、新しい10年の始まりの年になるかもしれない。
この一年、新聞の経済ニュースにしっかり目を通して、時代の変化を見極めたい。
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2006-01-19T23:40:00+09:00
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苦手なこと
早めの夏休みをとってバリに行ってきました。
シーズン前なので旅行代金そのものは安かったのですが、原油値上がりの影響で「燃油サーチャージ」往復分3600円也を空港で徴収されてしまいました。
海外で苦手なことがあります。それは「価格交渉」。買い物のときに「値...
シーズン前なので旅行代金そのものは安かったのですが、原油値上がりの影響で「燃油サーチャージ」往復分3600円也を空港で徴収されてしまいました。
海外で苦手なことがあります。それは「価格交渉」。買い物のときに「値切る」ことです。今回のバリもそうでしたが、値切るのが当たり前、値切らないのは非常識という国がありますよね。それが困っちゃうのです。
私は東京生まれなので「値切る」という習慣がないし、「ああだ」「こうだ」とやりとするのが面倒くさい。それに、値切ったところで円に換算すると数十円程度だったりすることも多く、それならさっさと買い物をすませてしまいたい、と思うわけです。
実際には値段の問題ではなく、価格を交渉するそのやりとりがある種のコミュニケーションなんでしょうけどね。
でも、今回バリで行ったお店のいくつかでは、「値札はついていますが、全部半額でいいですよ」と言われました。それなら、最初から半額の値札をつけておけばいいじゃないの、と思わずにはいられません。
日本ではいつも売り手の決めた値段で買い物をしているので、こんなふうに「最初から半額」とか「価格は交渉しだい」のところへ来ると、「モノの値段っていったいナンなの?」と頭がぐるぐるしてしまいます。
たしかに、売り手の売りたい値段と買い手の買いたい値段を交渉して決める、というのは、資本主義経済においては至極まっとうなやり方です。
でも私にできるのはせいぜい端数を切ってもらうことくらい。慣れないことはなかなかできないものです。
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2005-07-17T23:45:00+09:00
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おんなじ気持ち
先日、自宅にかかってきた電話を受けたら、新しい通話料金システムの勧誘でした。相手の言うままに「はい」と返事をしたら、それで申し込みをしたことになったらしく、後日、申込書が送られてきました。
それと一緒に、このプランにするとどれだけ「おトク」かという説明...
それと一緒に、このプランにするとどれだけ「おトク」かという説明書もあったのですが、実のところ、わが家では遠方に電話をかけることはないし、長電話もしないので、電話料金の節約といわれても、どれがいいのやらさっぱり・・・。携帯電話もおトクな料金タイプがあるようですが、比較検討するのは面倒だし、説明を見てもよく理解できないし、どうしていいかわからないんです・・・。
あれ? これって、何かに似てる。そう、保険の見直しや資産運用の相談を受けるとき、相談者がよくこんなふうに言うよね。そうか、相談者はこういう気持ちだったのか−−と、今さらながら実感。
でもFPに相談すれば、わかりやすく説明してくれて、その人にあった保険や運用のプランを示してくれるわけでしょう。それって、すごくありがたいんじゃない? FPってとってもお役に立つよね−−と、自画自賛。
そういうFPのよさが広く知られて、たくさんの人が気軽に相談してくれるようになればいいのに」−−と、最後は願望(?)とあいなったのでした。
それにしても、わが家の通話料金プラン、誰かアドバイスしてくれないかしら。
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2005-04-15T23:47:00+09:00
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ストライキのプラス・マイナス
今年もプロ野球の季節がやってきましたね。
まるで去年、なにごともなかったかのように、2リーグ制で・・・。
昨年の春ごろ、わが家では「今年は久々に野球を見よう」という話が出ていたのですが、いつのまにか春がすぎ、夏がすぎてしまいまいた。そこへ降ってわいた...
まるで去年、なにごともなかったかのように、2リーグ制で・・・。
昨年の春ごろ、わが家では「今年は久々に野球を見よう」という話が出ていたのですが、いつのまにか春がすぎ、夏がすぎてしまいまいた。そこへ降ってわいたような近鉄とオリックスの合併話。「来年はどうなるかわからない」と、あわてて神宮球場のヤクルト--阪神戦のチケットを買いました。
チケットはインターネットで購入。支払いはクレジットカードからの引き落としで、チケットそのものは近所のコンビニの端末で発券してもらいました。
なんと便利になったことでしょう。
ああ、それなのに、その試合は9月18日。
そう、プロ野球史上初のストライキで中止になってしまったんです!
選手会を応援していたので、ストライキそのものに関しては恨みはありません。
でも、そうなると払い戻しが必要です。
クレジットカードでした買い物の払い戻しはけっこう面倒というイメージがありましたが、意外にあっけなく、チケットを発券したコンビニに行ったら、すぐにお金を返してもらえました(もちろん、チケットは渡してしまうことになるので、記念にコピーとっておいたのはいうまでもありません)。
払い戻しは簡単にできたのですが、ネットで購入したさいの「電子チケットサービス料」が1枚につき210円、「チケット引き取り手数料」が1枚につき100円かかり、これは戻ってきませんでした。
ま、昔は雨天中止のときでも、球場まで行って払い戻しを受けていたことを考えれば、このくらいの手数料は許容範囲でしょうか。
というわけで、この試合に関しては、こんなふうになりました。
・チケット代 プラスマイナス0円
・手数料 マイナス310円
・中止によるがっかり感 プライスレス
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2005-03-22T23:49:00+09:00
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オマケなんていらない
花粉症歴20年あまり。今年は「当たり年」とのことで、昨年末から耳鼻科でもらった点鼻薬をさし、花粉症に効くというサプリメントを飲んで予防につとめていますが、どうなることやら。
花粉の季節になるとどうしても鼻をかむ回数が増えるので、鼻の下がこすれて痛くなり...
花粉の季節になるとどうしても鼻をかむ回数が増えるので、鼻の下がこすれて痛くなります。そんなとき助かるのが、銀行でくれるティッシュ。
街を歩くと、サラ金や居酒屋、マンションのモデルルームからテレクラまで、いろいろな業種がポケットティッシュを配っていますが、銀行のものはそういうのに比べてダントツに品質がよく、肌ざわりがやわらかいのです。なので私は、銀行でもらったティッシュを、花粉の時季用に大事にとっておきます。
それにしても、銀行はこんなに高級なティッシュを顧客に配らなくてもいいんじゃないでしょうかね。普通の品質のものにすれば、コストを削減できるのに。最近は通帳の更新も機械でできるようになったので、窓口でティッシュをもらう機会は減りましたが、それにしてもね。ましてや、公的資金を注入されている銀行の場合、ティッシュ1個にも税金が使われているってことになるわけでしょう。
ティッシュだけじゃありません。ボーナス時期などに、新規に定期預金の預入をするとキャラクターのついたお皿やスリッパをくれるなんていうところも、いまだにあります。おまけで釣って預金させるなんて、時代遅れじゃないですか?
と思っていたところ、「気持ちよく暮らす100の方法」(津田晴美著:ちくま文庫)という本の中に、こんなフレーズを見つけました。
「タダやオマケがいいものを選ぶ目をくもらせる
これを買うともうひとつオマケがついてくる。新規に口座を開くとプレゼントが漏れなく当たる。もの不足の時代ならいざ知らず、ものが溢れる今の時代に子どもだましの発想が悲しい。」
ほんとほんと、そのとおり。特に、金融商品は、おまけで選ぶものではありません。この「おまけ」には、形のないものも含まれます。例えば、「キャンペーン期間中に投資信託を買うと販売手数料をキャッシュバック!」なんていうやつ。こういうのって、おトクでもなんでもないでしょう。こういう有形・無形のおまけはやめて、サービスや商品力で勝負してほしいですよね。
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2005-02-09T23:51:00+09:00
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ネットとお金
先月ある銀行が、団塊世代を対象に行ったアンケート調査の結果を発表した。それによると、インターネットをよく利用している人ほど、リスク性金融商品(株、投資信託、外貨預金など)を保有する比率が高いそうだ。これは、とても納得のいく結果だと思う。
リスク性金...
リスク性金融商品は種類が多く、それぞれ性格が違う。リスクの大きさもさまざまだから、利用するには金融商品やリスクに関する情報を集めて、自分に合った商品を選んでいかなければならない。
大変なことのようだが、インターネットならそれが簡単にできる。ネット上には金融商品に関するありとあらゆる情報があるからだ。ネットなら、家にいながら金融商品を購入することもできる。金融商品を利用するのに、ネットは必需品といえる。
一方で、今の時代、お金を殖やそうと思えば、リスクのある金融商品をうまく利用していくことが不可欠だ。これから先、リスク性商品を利用する人としない人とのあいだに経済的な格差が生まれることも大いに考えられる。
「ネットを利用する/しない」は「リスク性商品を利用する/しない」につながり、それが「お金にゆとりがある/ない」につながるということだ。
特に、団塊世代はこれから「退職金の運用」という大きなテーマに直面する。そのとき「ネットは苦手」とか「お金のことはよくわからない」などとはいっていられない。
だから、これまでパソコンやネットが苦手だった人も、少しずつネットに親しんでいってほしい。ネットもお金の運用も、始めるのに遅すぎるということはない。
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2005-01-06T23:42:00+09:00
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もっとイメージアップを
2005年のお金に関する最大のトピックスは「ペイオフの全面解禁」。それとともに、「貯蓄から投資へ」という流れがより促進されることでしょう。
私もかねてより、多くの人に株式投資をしてほしいと願って本や雑誌の原稿などを書いてきました。
でも、株式投資を...
私もかねてより、多くの人に株式投資をしてほしいと願って本や雑誌の原稿などを書いてきました。
でも、株式投資をする人はなかなか増えないんですよね。株はギャンブルだと思っている人が多いのが、まずその理由。それに、株式投資が持つある一定のイメージも、一般の人を株から遠ざけていると感じます。そのイメージをひとことでいえば「オヤジくさい」(差別用語?)。
実際に、一昔前まで株式投資をしている人の多くは、中高年の男性でした。株式投資というと、そういうおじさんたちが毎朝電話で証券会社の社員=株屋(あくまでイメージです)とひそひそ相談している風景を思い浮かべる人も多いはず。そのあたりにある、オヤジっぽさや一種のうさんくささが、株式投資のイメージとしてあるんじゃないでしょうか。
「古くさい」というのもあります。
たとえば、東京証券取引所はすべてコンピュータ化されたし、東証アローズなどはなかなかモダンな印象ですが、大発会に振り袖姿の女性が出てくるのは時代遅れでオヤジ趣味な感じがしませんか?
日経新聞の「酉年の相場」という連載もなんだかなぁ、という気がします。過去の経験則も大切ですが、干支なんか持ち出すと、本来知的な作業である株式投資が、たちまちギャンブルみたいになりませんか?
相場格言もそう。江戸時代の米相場から受け継がれたものもあるし、本当に至言・名言だと感じ入るものも多く、私個人としては素晴らしいと思うのですが、「三割高下に向かえ」なんていうと、若い人はどうしたって古くさいイメージを持つでしょう。
そういうのに比べると、パソコンを駆使して投資するデイトレーダーのほうがかっこよく見えてしまいます。
個人のマネーを株式市場に呼び込みたいなら、株式投資につきまとうこうしたオヤジ臭・うさんくささ・古くささはなるべく廃する努力をして「株式投資は知的でクールでかっこいい」と思ってもらうことが重要ではないでしょうか。どの業界でもイメージ戦略は大切です。
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2005-01-05T23:53:00+09:00
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迷える「職業」欄
銀行の口座開設申込書、病院の問診表から、懸賞への応募など、「職業」の欄に記入を求められる機会はいろいろあります。
会社員・公務員、学生なら、ここで引っかかることなど考えられないでしょうけれど、私のようなフリーランスは、「職業」をどう書くか悩むことがよ...
会社員・公務員、学生なら、ここで引っかかることなど考えられないでしょうけれど、私のようなフリーランスは、「職業」をどう書くか悩むことがよくあります。分類からいったら「自営業」なので、選択肢がある場合はそれを選択します。記入欄に自分で書くときもたいがいは「自営業」と書くのですが、これだけではイメージがわかないらしく、病院などではいろいろきかれることもあります。
編集の仕事がメインだったときは、「フリーで編集の仕事をしてます」というと、たいていそれでわかってもらえました。
でも今は、「ファイナンシャル・プランナー」と言ったとき、相手が理解してくれるかどうか、あるいはどういうイメージをもつかわからないので、迷っちゃうわけです。
最近2回続けて、この場面に遭遇しました。
「自営業だそうですが、どんなお仕事ですか」ときかれたので「ファイナンシャル・プランナー」ですと答えると・・・
1人は「へぇ〜。でも、ウチはお金がないからご縁がなさそうですね」。
もう1人は「へぇ〜。じゃ、何の株を買ったら儲かるか教えてよ」。
どちらも、お金に関係あることは理解してくれていましたが、どうも、運用とか投資に関するアドバイザーだと思っているみたい。
ちょっと違うんだけどなー。
でも、そこでわざわざ説明するのも面倒で、笑ってごまかしました。
本当はここできちんと説明しなきゃいけないのでしょうね。、そうすることで、FPへの認知度も高まるでしょうし。
最近は新聞・雑誌やテレビにもFPが登場することも増えているので、だんだんに認知度は高まってきているはずですが、でも、まだしばらくは説明が必要なようです。
「ファイナンシャル・プランナーです」と言っただけで、わかってもらえる日が早く来てほしいものです。それには、私も頑張らなきゃいけませんが。
できれば「FP」だけでわかるといいですね。「ファイナンシャル・プランナー」だと長すぎて職業欄からはみ出してしまうので。
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2004-08-05T00:02:00+09:00
ファイナンシャルプランナー 馬養雅子(まがいまさこ)
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ファイナンシャルプランナー 馬養雅子(まがいまさこ)
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3者3様
テレビCMや電車の吊り広告などですっかりおなじみになった(?)個人向け国債。第7回の募集は6月29日までで、発売は7月12日です。扱っているのは、郵便局と銀行と証券会社。この3つ、スタンスがぜんぜん違うのでおもしろい。
郵便貯金は国が元本を保証しているわけ...
郵便貯金は国が元本を保証しているわけですから、郵便局が国の借金である国債を積極的に売るのはスジですよね。それに、郵貯を利用しているのは「元本割れなどとんでもない」という人たちですから、個人向け国債のニーズは高い。でも、個別の郵便局は国債の割り当てが少ないらしく、すぐに売り切れてしまうことが多いようです。
銀行は、国債を買うと口座管理料1260円を取るところがほとんど。今回の第7回は、初回の利率が0.74%と、これまでで2番目の高水準ですが、1万円買って半年後に受取れる利息は税引後で約30円でしょ。仮に1年後の利息も同じ利率だとすると、22万円買わなきゃ管理料で元本割れしてしまいます。「それなら郵便局か証券会社で買ったほうがいいよね」と誰しも思うわけで、この1260円は、「ウチで国債買ってくれなくてけっこうです」という、銀行のメッセージとも受け取れるのではないでしょうか。
さて証券会社ですが、今回驚いたのは、ある証券会社が「個人向け国債を100万円購入された方に500円分の図書券を差し上げます」というキャンペーンをやっていたこと。
率に直すと0.05%で、銀行の1年ものの定期預金金利より高い。そのうえ非課税ですからね。考えようによっちゃ魅力的といえなくもない。個人的には、図書券もらっても個人国債を100万円も買おうという気にはなれませんが。
証券会社も、個人国債でもうけるつもりはないでしょう。これまで証券会社を利用したことのない顧客をキャンペーンで呼び込み、手数料の高い投資信託などを買ってもらうのが目的ですね、きっと。100万円もポンと出せるお客なら、ほかにも資産があるはずですから。
というふうに、金融機関のスタンスの違いが見えてくる個人向け国債なのでした。
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2004-07-07T00:04:00+09:00
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キャラクター頼み
お金に関する商品は目に見えないだけに、テレビのCMなどを作るとき、どうしてもキャラクター頼みになりがちなのは仕方ないと思うものの、最近「なんだかなぁ」と感じることがいろいろあります。
ある金融機関のキャラクターは「サザエさん」。でも、おかしいの。サ...
ある金融機関のキャラクターは「サザエさん」。でも、おかしいの。サザエさんとマスオさんが住宅ローンの相談会に行くという内容なんですよ。この夫婦がサザエさんの実家に同居しているのは日本中(?)の人が知っているはずでしょう? 住宅ローンの相談に行くなんてヘン。まぁ、そのあたりも読んで作られているCMなのかもしれませんが。
先日、ある生命保険会社から、新商品の説明会にお招きいただいたところ、その商品のイメージ・キャラクターは、大リーグで活躍中のM選手でした。商品の内容に合っているからということなのですが、彼は私の知っているかぎり他の3社のイメージ・キャラクターにもなっており、テレビCMにもひんぱんに登場しています。
そこで「なぜ御社もM選手なのか」と質問したところ、「そういうご意見もあろうが、『○生命もMかぁ』と語られればそれはそれで認知に効果があると考える」といった内容のお返事をいただきました。
わかったような、わからないような・・・。
他の生命保険会社は、女性タレントを使っているし、ある証券会社は別の日本人大リーガーを起用していますが、キャラクター頼みのイメージ戦略は成功しているとは言い難い気がします。もう少し工夫があってもいいのではないでしょうか。
その点、外資系のA保険のテレビCMは、タレントやアナウンサーを多用し、商品の特徴を連呼するパターンでインパクトは大。独自性では評価できるのでは? 好き嫌いは別ですけど。
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2004-05-05T00:05:00+09:00
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16年ぶりのにぎわい
4月14日、東京証券取引所1部の売買高が28億株6500万株というニュースにはびっくりしました。バブル最盛期の1988年7月に記録した史上最高を上回る数字なんですから。その前日も28億1900万株でしたし、2月27日以来、1日の売買高が10億株を超える日が今日まで約40日続...
バブル崩壊直後の92年、1日平均が2億6400万株だったことを考えると、隔世の感があります。その後は、6〜8億株程度になり、少しずつ増えて、12年後にようやくバブルの水準まで戻したということですね。
個人投資家が増えたことと、売買単価を引き下げる企業が増えたことで、小口の取引が売買高をふくらませているのでしょう。
昔なら、株式相場が活況のとき、証券取引所の立会場のにぎわいぶりがテレビニュースに映しだされたところでしょうが、今回の活況は目で見ることができないし、株価水準はそれほど高くないので、あまり実感はありませんけれど。
ちょうど今、2000年に出版した株の本を改訂しています。毎年改訂しているので、株式市場の変化がよくわかります。
00年当時、日本はオンライン取引が登場したばかりで、アメリカには「デイトレーダー」という人たちがいるというトピックに「へぇ〜」という感じでしたが、今や日本でもオンライン取引が当たり前、デイトレーダーも珍しくなくなりました。というより、それが相場の活況をもたらしている大きな要因ですよね。
この5年のあいだに、マザーズができ、ナスダック・ジャパンができてヘラクレスになり、株の売買益にかかる税制が変わり、単位株が単元株になることで「額面」の概念がなくなり・・・と本当に変わり方が大きいと感じます。
で、この活況相場と株価、この先どうなるのでしょうか。
個人的には、株価がこのまま一本調子で上がるとは思えないし、そうなってほしくもない、というところです。
日本の将来のためには、まだまだ構造改革が必要です。景気がよくなり株価が上がったほうが、改革がやりやすいという面もありますが、むしろ、景気がよくなることで、「ま、いいんじゃないの」と、改革がなしくずしになる可能性が高いように思うのです。
しばらく株価は上がらず、その間に個人投資家はよい銘柄を探して投資し、改革が進んで将来への展望ができて株価が上がったときに、その恩恵にあずかる、というシナリオを期待しているのですが・・・。
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2004-04-20T00:08:00+09:00
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保険の見直し相談、なぜ多い?
これまで個人向けのコンサルティングをしてきたなかで、いちばん多かった相談内容は「生命保険の見直し」。全体の8割ほどを占めます。これは私に限らず、独立系のどのファイナンシャルプランナーもみな同じでしょう。生命保険の見直し相談は、FPの「収入源」となってい...
なぜ、こんなに見直しの相談が多いのでしょうか
これまでに販売されてきた保険の多くはしくみが非常に複雑です。そのため契約者は保障の内容を理解しないまま、保険の営業職員に言われるとおり、何も考えずに加入しています。
営業職員の報酬は、とってきた契約の保障額に応じた歩合制になっていたりするので、どうしても保障額を大きくしがち。その結果、多くの人が、必要以上の保障のために保険料を払っています。
ところが更新時期が来て保険料が上がるときき、あわてて相談に来る。あるいは、テレビや雑誌などで生命保険が取り上げられているのを見て、自分の保険もどうも保障が多すぎるみたいだと気づいて相談に来る−−というのが典型的なパターンです。
保険会社が契約者に多めの保険料を払わせてきた営業努力(!?)が、FPの収入に結びついているという、なんとも皮肉な結果になっているのですね。
生命保険商品の複雑なのは、いろいろな保障がセットになっているから。いちばんよく見られる「定期付き終身保険」だと、終身保障で貯蓄性の高い終身保険に、保障期間の限られた掛け捨ての定期保険がくっついていて、それにやはり保障期間の限られた掛け捨ての医療特約がつくという形が多くなっています。
終身型/定期型、貯蓄型/掛け捨て型、死亡保障/医療保障、という異なるタイプの保険が組み合わさっているため、契約者は何がどうなっているのかわからないということになるわけです。
そうなると、望ましい保険商品はおのずと見えてきます。つまり、タイプの異なるものが別々の保険になっていて、必要なものを必要な保障額ぶん、自分で選んで加入できるものです。
保険会社も最近は、FPの意見を聞きたいとか、FPに新しい商品を紹介したいということで、意見交換会や説明会を設けて私たちを招いてくれます。が、そこに出てくる商品は「新しい特約」とか「ボーナスつき」とか「業界初の○○」とかだったりして、消費者のニーズとはかみ合っていないなぁという印象です。
日本人の90%が生命保険に加入しているという現状で、新しく保険に加入させるのは非常に難しいこと。だとしたら、根本的に商品性を見直す必要があるのではないかと感じるのですが、なかなかそうもいかないでしょう。
だとしたら、消費者のほうが知恵をつけて、本当に自分に合ったよい保険商品を選んでいくしかありませんね。
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2004-04-05T00:13:00+09:00
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家計の曲がり角
わが家では新聞を2紙とっています。
3月15日のこと。帰宅してまずA紙の夕刊をざっと見ると「日本の家計初の赤字」の見出し。「へぇーそうなんだ、あとでちゃんと読もう」と思いつつ、N紙の夕刊をパラパラめくってみると今度は「家計金融資産3年ぶり増」という見出...
3月15日のこと。帰宅してまずA紙の夕刊をざっと見ると「日本の家計初の赤字」の見出し。「へぇーそうなんだ、あとでちゃんと読もう」と思いつつ、N紙の夕刊をパラパラめくってみると今度は「家計金融資産3年ぶり増」という見出し。
えっ!? 「赤字」というマイナスの話と「金融資産が増える」というプラスの話が同じ日の新聞に出ているってどういうことなの? 日本の家計は、よくなったの? 悪くなったの?
と、記事を読んでみると、どちらも日銀が15日に発表した「資金循環統計」に関するものなのでした。
それによると、株価上昇などによって2003年末の日本の家計の金融資産残高は前年より増えているんだけれども、家計に入ってきたお金と出ていったお金をプラスマイナスすると、1990年に統計をとり始めて以来、初めて「赤字」になったとのこと。
同じ資金循環統計の記事も、統計のどの部分を見出しにもってくるかで、まったく印象の違うものなっていたんですね。
A紙は次の日の朝刊で、同じ内容をさらに詳しく掲載していました。見出しには「伸びぬ所得 家計疲弊」「預貯金取り崩し進む」など、マイナスの言葉が並んでいます。
たしかに、家計の収支がマイナスというのは、預貯金を取り崩しているということです。でも、暗い話ばっかりというのもちょっと違うかなという気がします。
日本の家計の金融資産残高は1400兆円あって、その半分以上は60歳以上の人がもっています。お年寄りはお金を貯め込んでなかなか使いません。もしこれが消費に回れば、景気にはプラスになると言われています。もし、預貯金の取り崩しがこうした高齢者によるものなら、そんなに悪いことじゃない。
ただ、働き盛りの現役世代が預貯金を取り崩しているとすれば、これは問題です。A紙は、収入が伸びないなか、ローンや教育費の負担は減らせず、赤字になっているのではないかと書いています。
この統計によると、03年は家計が民間金融機関から借りた住宅ローンが前年より増えたことにより、家計の負債が増加したとのこと。これも見方を変えれば、新しくローンを組んでマイホームを買った人が増えたのは、それだけの大きな買い物ができる余裕があるとも考えられるし、新たな消費につながったとも考えられます。
家計の苦しい世帯が増えているとしても、全体的に状態が急に悪くなっているとか、せっぱ詰まっているというわけではないでしょう。ただ、すでに家計の金融資産残高は2000年1423兆円をピークに01年、02年と下がってきています。そこに、昨年の収支マイナス。転換点に来ているとは言えると思います。
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2004-03-20T00:14:00+09:00
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ポイントで右往左往
最近は、いろいろなお店でポイントカードを発行していて、カードでおサイフがパンパンという人も多いのではないでしょうか。
お店のレジでポイントカードを出したら「お客さま、ポイントがつくのはお買い上げ2000円以上のときだけです」といわれて、恥ずかしい思いをした...
お店のレジでポイントカードを出したら「お客さま、ポイントがつくのはお買い上げ2000円以上のときだけです」といわれて、恥ずかしい思いをした、というような経験があるのも、私だけではないでしょう。
ポイントカードでも仕組みがけっこう複雑なものがあり、よくわからないまま使っていることもあります。
複雑なカードの典型が、うちの近所にあるT百貨店のカードです。先日も、そこの食品売場でお酒を買い、ポイントカードを出したのに、あとでレシートを見たらポイントが付いていなかったので、売場へ戻ってそのことを言いました。すると、「お酒類はお買いあげ額には加算されますが、ポイントはつかないんです」と言われました。
この百貨店のカードは、(a)買い物をするたびに、その金額に一定の率をかけたポイントがつき、ポイントがたまると商品券と交換できます。(b)その掛け率は、前年1年間の買い物総額によってパーセンテージが変わるのです。お酒は(b)の買い物額には計算されるが、(a)にはカウントされないというわけです。
そのうえ、このカードにはクレジット機能もついていて、それはそれで、利用額に応じたポイントがつきます。また、カードで買い物をすると請求時に5%の割引がありますが、バーゲン品には割引はありません。でも、百貨店と同じ建物に入っているショッピングセンター内のお店では、バーゲン品も割引になります。
とまあ、こんなふうにこみいっていて、これだけを理解するのに、けっこう時間がかかりました。このカードを持っている人が何万人いるか知りませんが、完全に理解して使っている人はどれだけいることでしょう。本当に顧客のためになっているのかどうかさえも疑問になってきます。
何かと「おトク」なポイントカードですが、ポイントを貯めるためにムダな買い物をしていたりすれば本末転倒。ポイントに振り回されないことも、賢い消費者には必要ではないでしょうか。
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2004-03-05T00:19:00+09:00
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株主大満足
昨日、某食品メーカーの「株主懇談会」というのに行ってきました。名前は「懇談会」ですが、その会社の製品や製品を使った料理の試食会です。都内のホテルの大広間2室を使い、立食パーティーのような形式で、参加者は食べ放題、飲み放題。
実際には、料理のテーブルの回...
実際には、料理のテーブルの回りを2重3重に人が囲んでしまい、全部のメニューをしっかり食べるというわけにはいきませんでしたが。
この会社は個人株主を増やすために、2001年に株の売買単位を1000株から100株に引き下げました。つまり、それまでの10分の1の値段で株を買えるようにしたんですね。また、同時に株主優待制度も作り、年に2回、株主に自社製品の詰め合わせを送っています。株主懇談会も2001年から、本社のある名古屋と東京で開催し、昨日の東京会場には3000人以上が集まったようです。
こうした個人株主を増やす努力の結果、2001年3月に6000人だった株主が、2003年9月には7万1000人になったというのですから、すごいですね。
株主向けイベントや株主優待にお金を使うんなら、そのぶん配当を増やしたり、設備投資・研究開発に回したりすべきではないかという議論もあります。また、名古屋と東京のみで平日の昼間開催のイベントだと、参加できない株主もいて不公平だという意見もあるでしょう。
その点を会場にいた社員にきいてみました。会社としては、「株主=消費者」であり、イベントに参加した株主が満足し、自社製品のファンになってくれて、それをまわりの人に口コミで流してくれる効果は、テレビCMなどよりずっと高いので、今後も続けていくつもりだとのことでした。
こんなふうに、会場には社長以下、社員がたくさんいて、質問や意見などを積極的に取り入れていました。株主としては、社長などと身近に話せるし、また会社としても、株主と直接対話できるので、そういう点では、双方にとってメリットのあるイベントだったと思います。
私も優待目当てでこの会社の株を買ったのですが、株主重視の経営や、製品に関する理念などがわかるにつれて、この会社を応援したいという気持ちになりました。ずっと株を持ち続けようとも思っています。結果的に「応援したい企業に出資する」という株式投資の本来の姿になっているといえるのではないでしょうか。
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2004-02-20T00:20:00+09:00
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いつかはゴーストタウン?
私の住む東急田園都市線沿線は、かつて企業の社宅や独身寮がたくさんありました。それが、このご時世で次々になくなり、跡地にはマンションができています。わが家のすぐ近くでも、4社の社宅・独身寮がならんでいた場所が、4カ所ともマンションになりました。この動きは...
本当に、「こんなにマンションばかり作ってどうするの?」という感じ。実際のところ、新聞の折り込み広告を見ると、建物が竣工しても売れ残っている物件がよくあります。完全に供給過剰です。
この沿線のもう1つの特徴は、高齢者向けの施設が多いこと。それも社宅・独身寮の跡地に建っています。タウン誌によれば、20カ所以上あるようです。個人的には、将来、高級な(!?)老人ホームに入ろうと思っているので、近くにいろいろな選択肢があるのは歓迎なのですが。
この先、少子化によって人口が減ると、今でさえ供給過剰なマンションが余るのは明らかです。そのうえ、年をとった人が高齢者向けの施設に入ると、それまで住んでいたすまいは不要になります。その結果、かなりの“空き家”ができるはず。
いずれ、立地のよくない場所、例えば、駅から遠いところとか、交通量の多い道路沿いなどにある住宅やマンションは、住む人が減り、ゴーストタウン化するのではないでしょうか。
そんなふうに思っていたところ、先日、沿線にあるニュータウンを見学しました。そこは工場跡地にできた、マンションと戸建て住宅、高齢者施設などが建ち並ぶ1つの“村”でした。建物はすべて地中海風で、電柱などない、美しい街並みが“売り”です。
でも、なんとなく人工的な感じがするんですよね。ここがゴーストタウン化したらさぞかしSFチックだろうなぁ、などと思ってしまいました。
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2004-02-05T00:22:00+09:00
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選択肢が多すぎる
「どの服を着て出かけるか」「お昼に何を食べるか」などなど、私たちは毎日さまざまな選択をしています。選択肢が多いのは、それだけ社会が豊かである証拠ですし、幸せなことといえるでしょう。
お金の世界でも、自由化が進み、昔に比べると選択肢はとても広がりました...
お金の世界でも、自由化が進み、昔に比べると選択肢はとても広がりました。それはそれでいいことなのですが、最近は、選択肢が多すぎて選べないというご相談が増えています。
例えば医療保険。第3分野解禁以後、次々に商品が発売され、選ぶのに困ってしまいます。
特に、一入院当たりの給付日数は悩むところ。短期入院が増えていることを考えると60日でいい気もするし、医療保険は本来、長期入院に備えるものと考えれば120日や180日のほうがいいといえます。
住宅ローンでは「○%の10年固定と、△%の30年固定、どちらがいいか」といったご相談を受けます。借入金額などによってはどちらのほうがベター、と言える場合もあるにはあるけれど、正直なところ、どちらがいいともいえないケースもよくあります。
結局、各選択肢のメリット・デメリットや、選択するための考え方を示して、「最終的にはご自分で判断してください」ということになります。
FPとしては、それで役割を果たしているといえるでしょう。でも、ご相談者の中には「こっちのほうがいい!」と言ってくれることを期待している人もいて、釈然としない様子をされることも。そんなときはちょっぴり悲しくなります。
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2004-01-25T23:56:00+09:00
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それっていくら?
「レベッカのお買い物日記」という本を読みました。主人公のレベッカはかしこいお金の使い方に関する記事を書くのが仕事なのですが、プライベートでは「買い物狂」で・・・、というお話。楽しく読めましたが、舞台がロンドンなんです。それで、「240ポンドの○○のスカーフ...
その点、ドルは便利(?)になりました。1ドル=100円でおおよそ検討がつくので。例えば、ジェフリー・アーチャーの「100万ドルを取り返せ」の100万ドルが今なら約1億円。
アメリカでは、100ドル札はあまり流通していないので、商売をやっている人の多くは偽札をつかまされないように、100ドル紙幣を受け取ると、どこで受け取ったかをお札にメモしておくことがあるんだそうです。アーサー・ヘイリーの「ニュース・キャスター」では、そのメモが、誘拐犯を割り出す手がかりとなっていました。100ドルは、今なら1万円。
ただドルでも、話が昔のものだと、「そのころのレートは?」と考えてしまいます。「100万ドルを取り返せ」も、書かれたのは1970年代だから、1ドル=360円とすると、100万ドルは3億6000万円。
戦前の話となると、もうお手上げです。
歌舞伎や時代小説に出てくる「1両」だって、今の価値でどのくらいかよくわかりません。江戸時代といっても260年あったので、初期のころと幕末では、貨幣価値がずいぶん違うようですし。
こう考えてくると、お金の価値ってなんなのか、よくわからなくなってきます。
私が初めてアメリカに行ったとき、1ドル=240円でした。そのころは、1ドルが100円近くなるなんてまったく考えられませんでした。
現在言われているのは、「今後、日本は少子化で経済力が弱くなり、長期的には円安になる。だから、円の資産だけではなく、ドルなどの外貨資産を持つべきだ」ということ。でも、為替の10年後、20年後なんんて、ほんとうに予測がつきません。逆に、今以上に円高になる可能性もある。そのとき、せっせと外貨資産を増やしていた人はどうなるのでしょうか。
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2004-01-20T00:24:00+09:00
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「便利」で「おトク」を「安全」に
たいして手間がかかるわけじゃないのに、しようしようと思いながらいつの間にか月日がたってしまう−−そんなことってありますよね。
実は私にも。去年から持ち越してしまいました。それは、ネット取引に関するIDとパスワードを整理すること。
数えてみたら、ネット取...
実は私にも。去年から持ち越してしまいました。それは、ネット取引に関するIDとパスワードを整理すること。
数えてみたら、ネット取引をしている銀行・証券会社が8社、ショッピングサイトが5社、明細をネットで見るようにしているところが3社。
そのそれぞれにIDとパスワードがあるわけです。よく利用するところは暗記しているのですが、たまにしか使わないところだと、「IDを書いたメモが見つからない」「パスワードなんだっけ?」ということがよくあり、パスワードを忘れてしまい、再確認あるいは再発行してもらったことも2度、3度・・・。
そんなわけで、全部1カ所にまとめて管理できるようにしようと、ずっとずっと思っているのですが、まだ実行できていないというわけです。
まとめたものをどう管理するかも考えなくてはいけません。基本的にネット取引は自宅のパソコンからしかしないので、IDやパスワードが盗まれるといった危険はないにしても、パスワードは自分なりの暗号(?)で書いておくといった必要はあるでしょうね。
それから、新年早々、身近で空き巣に入られた人がいるという話を聞いて、盗まれやすいノートパソコンではネット取引はしないほうがいいな、とも思いました。
ネット取引のサイトの中でも、セキュリティーの厳しいところとそうでもないところがありますね。証券会社の場合、IDと数字4ケタの暗証番号だけでアクセスできるところもあれば、店番号、口座番号、暗証番号、セキュリティーコードと、4つ入力しなければならないところもあります。
銀行では、IDとパスワードだけのところと、ID・パスワードでログインしたあと振込みをするときなどは、あらかじめ送られてきている乱数表(?)を使ってキーコードを入力しなければならないところもあります。
どちらかといえば、多少の手間がかかっても入力回数が多いほど安心です。
といっても、基本的に証券会社は口座にある金額以上の買い注文は出せないので、それほど心配はしていません。やっぱり銀行ですよね。幸いにして私個人は、今のところトラブルに巻き込まれたことはありませんが、ネット取引している口座にはあまりたくさんお金を置いておかない、といった工夫はしておいたほうがよさそうです。
便利でおトクなネット取引ですが、みなさまもセュリティーには十分お気をつけくださいね。
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2004-01-05T00:26:00+09:00
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まだまだ多すぎる
足利銀行が破たんしました。かねてより危ないというウワサはあったので、それほど驚きはなかったものの、宇都宮に住む知人の話では、やはり地元の人たちのショックは大きいようです。
このところしばらく金融機関破たんのニュースがなかったので、「銀行(金融機関)は破...
このところしばらく金融機関破たんのニュースがなかったので、「銀行(金融機関)は破たんするもの」ということを再認識した人も多いと思います。
かつて仕事で神奈川県内にある信用金庫の本店を回ったことがありました。当時の記録を見ると信用金庫は14ありましたが、その後、合併・吸収などが繰り返し行われて、現在は8つにまで減っています。これを見ると、金融機関の再編がずいぶん進んだなぁという印象です。
一方で、一昨年の暮れに山形新幹線のとある駅に降りたときのこと。駅前の通りを歩いていくと、道の両側に、地銀、第二地銀、信用金庫、信用組合、農協と金融機関が軒を連ねていました。この街の規模で、こんなにたくさんの金融機関がやっていけるのかしらと思ったものですが、先日の日経新聞に、日本はまだまだオーバーバンキングだという内容の記事があり、特に地銀の多い県として、山形県の名前も挙がっているのを見て(地銀・第二地銀合わせて4行)、納得した次第です。
2005年4月のペイオフ完全解禁までに、もう「ひと波乱」、あるいは「ふた波乱」あるかもしれません。足利銀行の次はどこだ、といったウワサも流れており、あと約15カ月のあいだ、金融機関の動向から目が離せません。
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2003-12-15T00:28:00+09:00
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ヤマイチくんのこと
ヤマイチくんとつき合うようになったのは、私が会社に勤めていたころ、ヤマイチの営業のオバさまが、「中国ファンドいかがですか」とやってきたのがきっかけ。その後、聞きかじりの知識でオバさまに「公社債投信っていいみたいですね」というと、「まー、よく勉強してらっ...
たまたま引っ越した自宅の近くにも彼の支店があり、いろいろと勧められて、外国債券や転換社債なども購入。今思えば、典型的な回転営業の部分もあったけど、良好なおつき合いが続いていました。
そしてやってきた97年11月。ヤマイチくん突然のご臨終。「投資信託や債券などの有価証券は、分別管理されているので、証券会社が破たんしても守られます」という教科書の説明どおり、直接、損失をこうむることはありませんでした。ただ、証券によって引き取り先が異なり「この外債は○○証券へ、この転換社債は××証券へ」ということになり、自宅近くにない証券会社へ出向いていく手間と時間はかかったし、何より、それによって証券会社が分散してしまって不便になりました。
公社債投信も、解約せざるを得ず、解約手数料がかかりました(あとで聞いたところによると、最後まで解約しないでいれば、別の証券会社にそのまま移管できたそうですが)。
そんなこんなで、ヤマイチくんが存命だったら便利だったのになーと、11月になると思い出します。
今年の10月30日、ヤマイチくんで買った転換社債が償還になり、これで、彼とのつながっていたものは、何もなくなりました。
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2003-11-15T00:32:00+09:00
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変わっていない人たち
人はどうしても、生まれた時期に人生を左右されてしまうし、それによって価値観やライフスタイルも変わらざるをえません。FPとして個人の方から相談を受けていると、それを強く感じます。
おおざっぱな印象ですが・・・
バブル崩壊後に就職した30代の人たちは、そ...
おおざっぱな印象ですが・・・
バブル崩壊後に就職した30代の人たちは、それ以後、景気が悪くなるばかりなので、将来に対する不安も強いようです。そのせいか、とても堅実。ぜいたくはせず、貯蓄に励んでいるのでお金もけっこう持っています。それでも不安で、もっと貯めなきゃと思っている。
一方、40代の後半以降の人は、社会人としてある程度年数がたったころにバブルに遭遇しています。ちょうどマイホームを購入する時期だったし、小金が貯まっていたので株も買ってみたりしたけれど、バブルがはじけ、マイホームは大幅に値下がりして買い換えたくてもできない状態。株では大損。痛い目に遭っているので、お金には慎重です。また、子どもの教育費がピークで家計が苦しい人が多い。
そのあいだの40代の人たちは、若いころに、豪華な社員旅行や宴会、ブランド品、食べ歩きなど、ぜいたくを経験し、今もそこから完全に抜け切れていないような印象を受けます。特にサラリーマンは、景気が悪くなってもまだまだ年功賃金で、それほど痛手は受けておらず、時代が変わったという意識や危機感のようなものがありません。
そのせいか、年収が1000万円程度あるのに貯金がほとんどない人とか、5000万、6000万といった多額のローンを組んで家を買おうとする人を見かけます。そうした問題点を指摘しても「大丈夫、なんとかなりますよ」ときわめてお気楽。先々が心配です。
今の日本の低迷は、社会や経済のシステムを時代の変化に合わせて変えるのに失敗したことによってもたらされています。
私たち個人の生活設計や考え方も、時代に合わせて変えていかなければなりません。それをうまくできるかどうかによって、将来の生活が大きく違ってくると思うのですが・・・。
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2003-11-01T00:35:00+09:00
ファイナンシャルプランナー 馬養雅子(まがいまさこ)
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ファイナンシャルプランナー 馬養雅子(まがいまさこ)
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家計簿の季節
10月もなかば。大きな書店の特設コーナーを見たら、ずらりと家計簿が並んでいました。最近は、表紙のデザインがとてもおしゃれなものが多いですね。その中で、「羽仁もと子著 家計簿 婦人之友社」と縦に大きく書かれた、古色蒼然としたものが目を引きました。
今日(...
今日(10/15)の朝日新聞の朝刊をみたら、ちょうどその家計簿の記事を発見。評論家・羽仁もと子が考案したもの、今年で創刊100年なんだそうです。「元祖家計簿」ですね。
彼女は、「収入から貯金を引き、残りを生活費に割り当てる」ことを提唱したそうですが、このことは今の時代でも大切。やはり「収入−貯蓄=支出」は、家計と貯蓄の王道なのですね。
元祖から100年たち、今こそ家計簿が重要な時代だと、私は考えています。
右肩上がりの時代は、夏と冬にはボーナスが出たし、1年たてばお給料の額もアップしていきましたから、毎日あるいは毎月がなんとかやりくりできればどうにかなりました。
でも今は、お給料は上がるとは限らず、ボーナスは減ったりなくなったりしているうえに、社会保険料は少しずつアップしています。手取り収入が減った家庭はどうしても家計をスリム化しなければならないし、今やりくりできている家計も、将来を見据えて計画的に貯蓄を増やす必要があります。
そんなとき、家計簿をつけていないと、どこにムダがあるか、どうスリム化したらいいかがわかりません。
家計簿をつけていない人は、来月からでも始めてみてはいかがでしょうか。市販の家計簿はいろいろあって迷ってしまいますが、最初は自分の気に入ったデザインのものでOK。もちろん、普通のノートに使ったお金をつけていくやり方でもかまいません。
ただ、もしパソコンをお持ちなら、家計簿ソフトを使って、パソコンで管理するのがぜったいおすすめです。電卓を叩かなくてすむし、費目の設定が自由だし、銀行口座やクレジットカードの管理もできますからね。
私はもちろん、パソコンで家計簿をつけています。それも、家計と自分のおこづかいと仕事にかかった経費と、サイフが3つあるので、ファイルも3つあります。
各サイフ間で貸し借りすると、お金が行ったり来たりして、家計簿つけも混乱することが・・・。最近、家計簿に振り回されている気が、ちょっとしています。
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2003-10-15T00:38:00+09:00
ファイナンシャルプランナー 馬養雅子(まがいまさこ)
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