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陽子線治療の現場を見てきました
最近、医療保険の広告でよく見かける“先進医療”。夢の医療というイメージがありますが、実際は“公的健康保険の適用となるかどうか検討段階にある医療”のことです。先進医療で治療を受けるとその技術料は全額自己負担となりますが、入院費や検査代などは健康保険が適用されます。
先進医療の中でも特に技術料の高いのが陽子線治療と重粒子線治療。ということで、WAFP関東(女性FPの会)の筑波大学附属病院・陽子線医学利用研究センター見学会に参加して、実際の治療について話を聞いてきました。

陽子線治療は、がんにピンポイントで陽子線を照射し、がん細胞のDNAのらせんの一部を切断してそれ以上分裂・増殖できなくする仕組み。照射するには、水素の原子核を光の速さの6割程度までに加速させます。そのための加速装置は直径数メートルの円状になった非常に大きなもので、見た目はまるで工場の機械。それを収容する建屋は2.5メートルの壁で囲まれています。建物・装置の合計で71億円かかったそうです。

陽子線治療は、手術や抗がん剤による治療に比べて体への負担が少なく、照射する時間も1回数分なので、入院する必要もありません。対象となるのは固形のがんで、血液のがんや多発しているがん、遠くの臓器に転移しているがんには向かないとのこと。逆にいうと「守備範囲は狭いけれど、その範囲内にあるがんに対する治療効果は非常に高い」とのことでした。

筑波大病院の場合、陽子線治療の技術料は照射回数に関係なく、248万4000円だそうです。うーん、やはり高い。もしこれが保険適用になれば、高額療養費の適用もあるので、10万円以下になるわけですが、陽子線治療に保険が適用される可能性は少ないとのこと。
筑波大では現在、小児がんのみ保険適用の申請をしているそうです。子どもは放射線の影響を受けやすいので、陽子線や重粒子線が向いているのですが、親が若くて経済的なゆとりがないケースが多いというのがその理由。
小児がんはケースとしてはとても少ないけれど、治療して治っても、その後の生活に支障がでることが多いと聞いています。陽子線治療が早く保険適用されてほしいですね。
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