オフィスカノン まがいまさこ 馬養雅子

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3者3様
テレビCMや電車の吊り広告などですっかりおなじみになった(?)個人向け国債。第7回の募集は6月29日までで、発売は7月12日です。扱っているのは、郵便局と銀行と証券会社。この3つ、スタンスがぜんぜん違うのでおもしろい。

郵便貯金は国が元本を保証しているわけですから、郵便局が国の借金である国債を積極的に売るのはスジですよね。それに、郵貯を利用しているのは「元本割れなどとんでもない」という人たちですから、個人向け国債のニーズは高い。でも、個別の郵便局は国債の割り当てが少ないらしく、すぐに売り切れてしまうことが多いようです。

銀行は、国債を買うと口座管理料1260円を取るところがほとんど。今回の第7回は、初回の利率が0.74%と、これまでで2番目の高水準ですが、1万円買って半年後に受取れる利息は税引後で約30円でしょ。仮に1年後の利息も同じ利率だとすると、22万円買わなきゃ管理料で元本割れしてしまいます。「それなら郵便局か証券会社で買ったほうがいいよね」と誰しも思うわけで、この1260円は、「ウチで国債買ってくれなくてけっこうです」という、銀行のメッセージとも受け取れるのではないでしょうか。

さて証券会社ですが、今回驚いたのは、ある証券会社が「個人向け国債を100万円購入された方に500円分の図書券を差し上げます」というキャンペーンをやっていたこと。
率に直すと0.05%で、銀行の1年ものの定期預金金利より高い。そのうえ非課税ですからね。考えようによっちゃ魅力的といえなくもない。個人的には、図書券もらっても個人国債を100万円も買おうという気にはなれませんが。
証券会社も、個人国債でもうけるつもりはないでしょう。これまで証券会社を利用したことのない顧客をキャンペーンで呼び込み、手数料の高い投資信託などを買ってもらうのが目的ですね、きっと。100万円もポンと出せるお客なら、ほかにも資産があるはずですから。
というふうに、金融機関のスタンスの違いが見えてくる個人向け国債なのでした。

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